河合優実×金子大地×寛一郎。新世代の競演で魅せる、映画『ナミビアの砂漠』。
カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した映画『ナミビアの砂漠』が9月6日公開に。退屈を持て余し、無為に生きる主人公・カナを演じたのは河合優実さん。金子大地さんは、そんなカナと激しくぶつかる彼氏のクリエイター・ハヤシ、寛一郎さんは、ハヤシの前にカナと同棲していたホンダを演じました。
河合優実×金子大地×寛一郎
写真左から、金子大地さん、河合優実さん、寛一郎さん
河合:カナは、ハヤシの家族に会いに行くときに手土産を持っていったほうがいいと思うモラルはあるんだけど、街中で日焼け止めを塗りながら歩くことは全然平気なんです。一人なら、Tシャツ一枚という無防備な格好のまま、冷蔵庫からハムを素手で取ってそのまま食べてしまう。そうした生活感がすごくリアルで共感しましたし、私にもカナみたいなだらしなさがあるなって。
寛一郎:それは意外。まったくだらしなく見えないです。
河合:家ではすごいです(笑)。
金子:ハヤシはこう言ってあげたら相手が喜ぶだろうなって言葉が瞬間的にわかる人なんだと思います。なのに、あえてその言葉をかけず、カナの出方によって、ちょっとずらした言葉を投げてしまうハヤシの気持ちは、僕にもわかるんですよね。