河合優実×金子大地×寛一郎。新世代の競演で魅せる、映画『ナミビアの砂漠』。
すべての演者とスタッフが、120%の力で考えて監督に提示していく、いい現場でしたよね。
河合:山中さんの色が強く出た映画ですけど、現場では監督の色一色という感じでは全然なくて、迷う姿も見せてくれました。
金子:いろんな部署の意見を聞きながら撮っていて、俳優にも委ねてくれました。もちろん監督の中にしっかりとした軸があって、どうしたらそこにヒットするのか、僕らで考える余白があって楽しかったです。
寛一郎:感性の人なんでしょうね。流れをすり合わせてから現場に入り芝居をすると、監督が「う~んう~ん…」となってるので、あれ、違うのかなと思いきや、OKを出してくれたり。
金子:まさにそんな感じ!
河合:多分監督にとってはそれが普通で、今ここにいたら「え~!ごめんなさい!」って焦りそう(笑)。
寛一郎:僕は撮影期間が3日と短かったこともあって正解がわからず、帰り道、一人運転しながらずっと震えてましたよ(笑)。
河合:監督のどこにヒットするのか、ものすごく集中して探る時間になりましたよね。でも、その作業を現場のみんなが楽しんでいました。
――今日の撮影で3人が自然に話しているのを見て、いい現場だったのだろうなと思ったのですが、プライベートでも交流はあるのですか?
寛一郎:昨日も3人で遊びに行ったんですよ。