DIVA・ゆっきゅん「私のような存在が地方に住んでいる繊細な中高生たちにまで届け!」
それならいっそ宇宙一の作詞家になりたい、と思うようになりました。
――飾らない言葉で聴く人に時に寄り添い、時にエンパワーしてくれる歌詞はいつも高く評価されています。WEST.やでんぱ組.incなどに作詞提供をされていますし、その才能を、いきものがかりの水野良樹さんやBase Ball Bearの小出祐介さんも絶賛。歌詞を書くときに大事にされていることはありますか?
ゆっきゅん:日常的なことを落とし込んで描く手法はハロプロを手がけてきた、つんくさんと大森靖子さんの影響が大きいのではと思います。でも、それも一片でしかなく、これまで聴いてきたJ‐POPや見てきたもののすべてが私のリファレンスで。ただ、どのエッセンスがどの組み合わせで出てしまうのかというキュレーションが少し独特だから、みなさんに面白いと思っていただけるのかな、と自己分析しています。あとは、友達が大切ですね。おしゃべりが好きで、そこで得たことは歌詞になりやすいです。
先日もラブサマ(ラブリーサマー)ちゃんと話をして、いい歌詞とは個人的で、普遍的で、嘘がなくて、誰にでもわかる言葉で新しいことを歌っているものだと、質問されてすぐに考えを言えた。