吉沢亮の「たたずまいはまるで職人。誠実さがある」呉美保監督が明かす。
今回、ご紹介するのは、映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』。耳のきこえない母ときこえる息子の心に響く物語です。呉美保監督と原作者で作家・エッセイストの五十嵐大さんにお話をうかがいました。
「素晴らしい方に主役を演じていただきました」
左から、呉美保監督、五十嵐大さん
【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 205
映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の原作は、作家・エッセイストの五十嵐大さんによる自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(文庫化に際して『ぼくが生きてる、ふたつの世界』に改題)。
五十嵐大さんは、コーダ(CODA、Children of Deaf Adultsの略。親のどちらか、あるいは両方がきこえない・きこえにくい、耳がきこえる子どもたちのこと )という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をしています。
映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』のメガホンを取ったのは、2014年キネマ旬報ベスト・テン1位を獲得し、モントリオール世界映画祭最優秀監督賞を受賞した『そこのみにて光輝く』の呉美保監督。