60年以上に及ぶ表現の集大成! 記憶を巡る、田名網敬一の大規模回顧展
POINT 2:精力的な活動で生まれた、近年の作品も多数展示。
《ピカソ母子像の悦楽》2020/2021年アクリル絵具/カンヴァス41×31.8×2cm©Keiichi Tanaami/Courtesy of NANZUKA
《綺想体》2019年FRP、鉄、アクリルウレタン塗料、金箔301×100×100cm©Keiichi Tanaami/Courtesy of NANZUKA
晩年も制作意欲は衰えることを知らなかった。コロナ禍で直近のスケジュールが白紙になったため、ピカソの「母子像」の模写(上)をはじめ、700点以上を制作。「模写を続けるうちに、“絵を描き終える境地”がわかったそうです。模写でありながら田名網さんのユーモアが表れているので、そこにも注目してください」。下・ドクロ、クモ、ニワトリ、金魚など頻繁に登場するモチーフが複雑に組み合わされ、一体化した立体作品。
POINT 3:赤塚不二夫をはじめ、超貴重なコラボレーションも!
《ドカーン》2022年顔料インク、アクリル・シルクスクリーン、ガラスの粉末、ラメ、アクリル絵具/カンヴァス149×100cm©Keiichi Tanaami/Courtesy of NANZUKA
幼少期、マンガ家に憧れていた田名網さん。