渋谷すばる「自分は歌いたいんだなってことにあらためて気づいた」
繊細さと熱さを感じさせるまっすぐな歌は、そのまま渋谷すばるさんの人柄を思わせる。ソロとして歩み出して5年。新たにレコード会社と契約した今の想いに触れる。
取材現場に、渋谷すばるさんはほがらかな笑顔で現れた。インタビューの最後には、事前にこちらから送ってあった過去記事を見ながら「これ読んだんです。載せていただけて嬉しい」とも。纏っていた柔らかくリラックスした空気から、充足した“今”が垣間見える。
――10月16日にリリースされるニューアルバム『Lov U』はさまざまなクリエイターから提供されたラブソングを歌った一枚です。
ソロになってからこれまでのアルバムはすべて自身の作詞・作曲・編曲だっただけにどんな想いがあったのかなと。
自分の曲だけにこだわっていたわけでもなくて。今回、新しい出会いがあって、新しい形でアルバムを作ることになって、みなさんに楽しんでもらえるか今は不安もありますけど。
――トイズファクトリーと契約しての第1弾。渋谷さんの意向はどこに反映されていますか?
とにかくファンの方に向けて楽しんでもらえる、喜んでもらえるものにしたいというコンセプトだけで、こんな曲がいいとか、こんなことをやりたいとかは一切…。