【佐々木奈美の「子どもといっしょにトトノエル」】 第5 回 ゲームでお片付け習慣をつくる
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夜寝る前には必ずリビングをリセットするために、「ゲームをちゃんと片づけてから寝るよ~。」と声をかけます。
使った物を元の場所に収めることは、とても大切なことです。次に自分が使う時にも嬉しい気持ちになりますし、一緒に使っている人との間に“大切に使おう”と交わす約束にもなります。何より物がしあわせそうに、贅沢に並んでいる様子は、物と自分との関係性を表しているようにも見えます。
“物一つ一つに部屋を作る”というのは、収納においてよく言われる言葉ですが、それには「余白を持たせる」という意味合いがあります。物の置き場所に余白があると、人が物を取る時にもケガをすることなく、スムーズです。
また、物が他のものと窮屈そうに押し込まれていると、壊れやすかったり、傷ついたりしてしまいます。私は、この余白というものは、物と物、物と人との間に、必要な距離感だと感じています。
収納ボックスを使う意味って?
収納ボックスは果たして必要なのか?という件。
私は、今回のように複数の人が共有で使う場所では、とても頼りになる存在だと思っています。収納用品は、空間を区切って、カテゴリー分けしやすく、片付けやすくしてくれます。