自分の人生は「恥」か「学び」か? ハリウッド流「魅力的な女性の作り方」
そんな俳優をプロデューサーや監督が選ぶはずはありません。
日本のことはまだそんなに知らないけれど、日本人は感情を表に出さない、むしろ表現することは恥だと思っているように感じます。感情を共有しない。だからといって感情がないわけではない。押さえ込んでいるんです。社会に抑え込まれていると言ってもいいかも。でも、押さえ込んでいると中で腐ってきてしまいます。俳優はそれを抑え込まず、演技を通じて解放しないと。
観客が同調して「私にもできるかも」と思うことによって、希望が生まれるんです。
今や教会へ行く人より、テレビや映画を見る人のほうがずっと数が多いですよね。だからアーティストは人々に希望を与える義務があるんです。ある感情はあなた一人が感じているものではなく、他の人も同様に感じているんだよとね。
——逆をいうと、観客である私たちはその解放された感情から、現実世界に反映できる希望を感じ取る必要があると?
演技を離れても、そもそも出来事に対して、2通りの見方があります。
ある出来事は自分を壊すものか、自分を成長させるものか。
成功者は後者のものの見方ができる。それを感じ取ることは、現実世界にとってとても重要なことです。