特別展「禅―心をかたちに―」が東京国立博物館で開催!国宝や重要文化財を多数展示
大師によってインドから中国へ伝わり、臨済義玄によって広がった後、やがて日本に伝えられました。中世には武家をはじめ、天皇家や公家の帰依を受け、日本の社会と文化に大きな影響を及ぼします。江戸時代に入ると白隠慧鶴禅師をはじめとした高僧らにより民衆へ普及。現代においても禅は多くの人々の心の支えとなっており、欧米でも「ZEN」の思想は大いに注目を集めています。
「禅 -心をかたちに-」では臨済・黄檗両宗十五派の全面的な協力により、各本山や末寺、塔頭(たっちゅう)に伝わる高僧の肖像や墨蹟、仏像、絵 画、工芸など多彩な名宝の数々が集合。禅僧たちの足跡や禅宗の教えが日本文化に対し果たしてきた役割が紹介されます。
日本の美意識に深く根付いた禅宗文化を様々な角度から紹介!
重要文化財 夢窓疎石像 自賛 無等周位筆 南北朝時代 14世紀 京都・妙智院蔵 11/8~11/27展示
展覧会は「第一章 禅宗の成立」、「第二章 臨済禅の導入と展開」、「第三章 戦国武将と近世の高僧」、「第四章 禅の仏たち」、「第五章 禅文化の広がり」の全5章から構成されます。展示品は国宝22件、重要文化財102件など計240件です。