古今東西の珠玉の名品80品が集合!「ボストン美術館の至宝展」が7月20日から開催
江戸時代の人々が祈り、想いを馳せた、一蝶による幻の巨大涅槃図は必見です。
●世界屈指のコレクションに隠れたコレクターたちの物語をたどる!
ボストン美術館は、世界有数の規模と知名度を誇る美術館ですが、世界中の多くの美術館とは異なり、公的な財政的援助を受けていません。ボストン美術館のコレクションは、ボストンとニューイングランド地方の市民の慈善活動によって支えられてきました。今回の展覧会では、美術品だけでなく、コレクションの形成に関わった人々にも焦点が当てられます。いつ、どのように、何が収集家たちを駆り立てたのか、そのストーリーを辿りましょう。
各セクションの見どころと注目作品を紹介!
●1章 古代エジプト美術
三大ピラミッドが建つギザで発掘された王の頭部や、墓からのレリーフ、ヌビアの王の立像、ジュエリーなど、ボストン美術館とハーバード大学による共同発掘調査の成果を中心に展示されます。
●ツタンカーメン王頭部
《ツタンカーメン王頭部》エジプト、新王国時代、第18王朝、ツタンカーメン王治世時、紀元前1336-1327年
Museum purchase with funds donated by Miss Mary S. Ames,11.1533Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston
この名前のない王頭部は、第18王朝の若き王として知られるツタンカーメンと考えられています。