くらし情報『古今東西の珠玉の名品80品が集合!「ボストン美術館の至宝展」が7月20日から開催』

2017年6月21日 05:00

古今東西の珠玉の名品80品が集合!「ボストン美術館の至宝展」が7月20日から開催

王はネメス頭巾をかぶり、額にある縦の溝にはウラエウス(蛇形記章)あったとのではないかと推測されており、頭巾の上には、上下エジプト統一の象徴である二重冠の赤冠の一部が残っています。加えて、アーモンド型の眼、官能的な唇と、その魅力的な顔立ちは、1922年に「王家の谷」で発見された黄金のマスクと酷似していることが指摘されています。

●2章 中国美術

約9千点からなるボストン美術館の中国美術コレクション。その内容は、絵画、陶磁器、彫像、装飾品など多岐にわたります。今回は、その中から、ボストン美術館が誇る北宋・南宋絵画の名品を厳選して紹介します。

●九龍図巻(作者:陳容)
古今東西の珠玉の名品80品が集合!「ボストン美術館の至宝展」が7月20日から開催

陳容《九龍図巻》(部分)南宋、1244年(淳祐4年)
Francis Gardner Curtis Fund, 17.1697Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston

約10mに及ぶ長大な画面に描かれた九匹の龍。沸き立つ雲と荒れ狂う波の中、あるいは悠然と飛翔し、あるいは佇むさまが粗放な筆墨で描き出されています。作者の陳容は南宋末期に活躍した画家で、龍図を得意としたことで知られており、特に、本図は、かつて清朝の乾隆帝も旧蔵した龍図の名品です。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.