古今東西の珠玉の名品80品が集合!「ボストン美術館の至宝展」が7月20日から開催
なお、こちらの作品は、1909年にパリで開催された48点の「睡蓮」による「睡蓮――水の風景」展で発表されたもので、ただちにボストンのコレクターに購入されました。●卓上の果物と水差し(ポール・セザンヌ )
ポール・セザンヌ《卓上の果物と水差し》1890–94年頃
Bequest of John T. Spaulding, 48.524Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston
キュビスムをはじめとする20世紀の美術に多大な影響を与えた「近代絵画の父」、ポール・セザンヌ。セザンヌは「静物画のモチーフは果物が良い」として、リンゴを好んで描いたという逸話が残っています。卓上の皿に盛られたリンゴなどの果物はもちろん、水差し、テーブルクロスの柄までもが計算しつくされ、絶妙なバランスを保っています。
●腕を組んだバレエの踊り子(エドガー・ドガ )
エドガー・ドガ《腕を組んだバレエの踊り子》1872年頃
Bequest of John T. Spaulding, 48.534Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston
フランスの印象派画家・ドガは、踊り子を扱った作品を数多く残していることで知られる「踊り子の画家」。