くらし情報『古今東西の珠玉の名品80品が集合!「ボストン美術館の至宝展」が7月20日から開催』

2017年6月21日 05:00

古今東西の珠玉の名品80品が集合!「ボストン美術館の至宝展」が7月20日から開催


Fenollosa-Weld Collection, 11.4642Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston

繊細で優麗な描線を特徴とし、様々な姿態、表情の女性美を追求した美人画の大家・喜多川歌麿。本作は、晩年に手掛けられた作品で、集大成とも言える傑作です。横長の軸にモデルは上半身のみという珍しい構図になっています。

●涅槃図(英一蝶)

古今東西の珠玉の名品80品が集合!「ボストン美術館の至宝展」が7月20日から開催

英一蝶《涅槃図》(写真は修理前)江戸時代、1713年(正徳3年)
Fenollosa-Weld Collection, 11.4221Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston

英一蝶(はなぶさいっちょう)は、江戸に生きる人々の風俗画を得意とした一方で、仏画も多く手がけたことで知られる画家です。同展で公開される「涅槃図」は、一蝶による仏画の大作であり、江戸時代の仏画の代表作。画面だけでも高さ約2.9m、幅約1.7m、表具を含めれば高さ約4.8m、幅約2.3mにも及びます。画面いっぱいに、涅槃に入る釈迦と悲しみにくれる菩薩、羅漢、動物たちを鮮やかな色彩で描いており、一蝶の力の入りようが伝わる傑作です。

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