忙しい毎日を過ごす中で、ホッと一息つけるお茶。「お茶でも飲みましょうか」と言うと、日本茶・紅茶・ハーブティー・コーヒーなど嗜好飲料全般指すことが多いですね。日本には多くのお茶が存在し、私たちの生活に潤いを与えてくれます。今回は茶葉から淹れたお茶がもつ栄養や効能を紹介します。
お茶とは
緑茶・ウーロン茶・紅茶は、実は全て同じ「チャ」というツバキ科の植物から作られています。「チャ」の木の種類や育て方、作り方の違いで、色々な種類のお茶に分かれます。大きくは、緑茶は「不発酵茶」、紅茶は「発酵茶」、ウーロン茶などの中国茶は「半発酵茶」に分類されます。それらをお湯で浸出したものを「お茶」と呼び、私たちの身近な飲み物として飲んでいます。
お茶の種類と効果
緑茶
茶葉にはカロテン・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンC・ナイアシン・葉酸・パントテン酸が豊富に含まれています。
これらの成分は、浸出した液にはほとんど出てきませんが、カフェイン・カテキン・テアニンなどの水溶性成分は摂取できます。カフェインは脳の覚醒作用・利尿作用があります。カテキンは渋み成分で、高い抗酸化作用・殺菌作用をもち、高血圧予防・歯周病予防の効果があることで知られています。