さらに、飲酒量と比例して乳がんの発生率が高くなることは確実とされており、注意が必要です。(※2)(※3)
2.骨粗鬆症になるリスクが上がる
骨の代謝バランスが崩れ、骨折しやすくなった状態を骨粗鬆症といいます。多量の飲酒は、骨を作る骨芽細胞の活性を抑え、カルシウムを吸収する消化器官の働きを低下させてしまいます。アルコールを摂り過ぎる状態が続くと、骨密度の減少が加速して骨粗鬆症に陥りやすくなります。(※1)(※3)
3.赤ちゃんの健康を害する
妊娠中の女性が飲酒をすると、お腹の赤ちゃんに悪い影響を与えます。胎児性アルコール症候群(FAS)になると、生まれてくる赤ちゃんの体重減少・脳の障害などの症状がみられるケースがあります。赤ちゃんを守るためにも、妊娠中の飲酒は控えるのがベストです。
また、母乳での育児期間の飲酒も要注意。
というのは、飲んだお酒が赤ちゃんに移行してしまい、悪影響を及ぼすからです。授乳中は極力お酒を控えるようにしましょう。
近年では、アルコール依存症の女性が増加しています。主な原因のひとつにストレスが挙げられますが、お酒でストレス解消をするのではなく、趣味や打ち込めるスポーツなど、別のストレス解消法を探すことが大切です。