2022年12月11日 10:00
<妊娠したら癌になった>「もう限界。助けて」人生で最もつらい夜。ついにナースコールを押し…
ある日、妊娠が判明した月野ねこさんは、夫と「やった〜! 3人目だね」と喜び合いました。しかし、後日に婦人科を受診し、超音波検査や内診を受けたところ、医師に「残念ですが…異常妊娠です」と言われてしまい…。
【前回のあらすじ】個人クリニックにて、胞状奇胎(ほうじょうきたい ※1)との診断を受けた、月野ねこさん。その後、大学病院に転院して精密検査を受けたところ、胞状奇胎から侵入奇胎(しんにゅうきたい ※2)になったことが判明。ある月の金曜日から大学病院に入院し、週明けの月曜日から抗がん剤での治療を始めることに。そして、「不安でしかないけど、やるしかないんだ」という気持ちで月曜日の朝を迎え……。
※1=胞状奇胎は、異常妊娠・絨毛性疾患の1つ。本来は胎盤になるはずの絨毛が異常増殖し、ぶどうのような粒がたくさん子宮内に発生する。
※2=侵入奇胎とは、胞状奇胎の細胞が、子宮内の筋肉や血管内に侵入した状態のこと。
※月野ねこさんご本人の体験談ですが、作中での月野ねこさんは“豆田あんこ”という名前になっています。
人生で最も長くつらい夜
※イラストでは注射針が手首の方向を向いていますが、通常は肘の方向に向けて注射針を挿入します。