チームラボキッズの代表、松本さんに聞く
AI時代に向けて子どもに学んで欲しいこと
そしてそれは、チームラボそのものでもあります。
というのも、これまでチームラボの作品は様々な職種のプロフェッショナルが集まり、共同で創造的な作業をしていく中で生まれてきました。作品を1つ完成させるにあたっても、エンジニアや建築士、センサーエンジニア、デザイナーなど多くのメンバーの力を集結して作っているんです。今回の「チームラボボーダーレス」は、それらの作品群を擁する巨大なミュージアムです。
「自分1人ではなく他者がいるからできること」の重要性を伝えたい、ということなんですね。
松本:はい。でもそれは「チームラボだから」という特別なことではないと思います。誰しもが社会に出たら基本はチームで仕事をすることがほとんどで、どんな職種であっても1人で何かを解決するというシーンは少ないと思っています。
チームの中で他者と互いに影響を与えあってプロジェクトを遂行し、そうして仕事を進めていく。かたや学校の教育現場で考えると、宿題や試験など個人でやることがものすごく多く、チームでやることは文化祭の出し物や部活など限られている。チームでものづくりをするという経験は社会に出た時に必ず力になるし役立つのに、かたや教育現場ではその体験が非常に少ない。