「日本に必要なのは美の多様性」。元モデル、現写真家の22歳の彼女が「美の基準」に一石を投じる理由。
彼女の写真はガーリーで柔らかく、お花があって、ピンクで…「かわいいの」一言。でもそれと同時に女の子のお腹のお肉、太もものセルライト、ムダ毛など日本のマスメディアでは取り上げられないような、日本社会が作り上げた「美の基準」から逸脱した「美」を発信している。
Instagram上で「不適切」だと削除されたAyuさんの作品
Ayuさんが「日本の美の基準」に疑問を持ち始め、自分の思う「美」を写真で発信しはじめたのは、10代の頃自身がモデルとして活動していたから。写真を撮り始めたきっかけは、もともと自分がサロンモデルとか読者モデルをやっている時、芸能界の「何が美しい」とか「女の子はこうあるべき」とかそういうのがすごく決まっている風潮に反発したかったからです。それにそういうとこ(芸能系)の写真家とか関係者って大抵男性。男性から見た女性像…それを批判しているわけではないのですが、自分みたいな普通の女の子が普通の女の子を撮ることに意味があるかなって。脱毛やダイエットの広告で埋まる電車や街の看板。どこの文化にだって「理想の美」は存在しているが、日本は特に厳しいのかもしれない。
やっぱりなんか日本は単一国家だからか、特にみんな同じって考えちゃっていると思うんです、「美」