くらし情報『「日本に必要なのは美の多様性」。元モデル、現写真家の22歳の彼女が「美の基準」に一石を投じる理由。』

「日本に必要なのは美の多様性」。元モデル、現写真家の22歳の彼女が「美の基準」に一石を投じる理由。

以外でも何に対しても。美容業界でもファッション業界でも「こうではいけない」っていう絶対的な価値基準が、絶対的なモノサシが存在しているから、商品を売りやすいし、メディアの広告をしやすい。そういうのって、数字の世界だし、多数派を優先する世界だと思う。ほとんどの女性にも男性にも言えることだけど、「綺麗になりたい」っていう思いはみんな強く持っているから、それを刺激するっていう面では日本は簡単な国だなって思います。この「日本の美の基準」のプレッシャーからAyuさんは摂食障害を抱えていた時期もあったという。もともと写真を撮られる側、出る側にいたから、自分の写真にイイねがもらえたり、かわいいって評価されることが嬉しいと思いながらも、それに苦しめられていた経験がある。ポジティブな感じではあったかもしれないけれど、逆にそれで自分を窮屈にしていたというか、縛られていた部分があって。そのときは自分のことに夢中になりすぎてて、自己防衛しすぎて、綺麗になりたいっていう思いが強くて。
でも自分に厳しいってことは、他人にも優しくできないってことだった。それで友達と外食に行っても「これどれくらいのカロリーなのかな」って気にしちゃって、悩み相談もちゃんと聞いてあげれていなかったと思うし、自分に夢中になりすぎていたぶん、相手のことを大事にしてあげられていなかった。

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