「日本に必要なのは美の多様性」。元モデル、現写真家の22歳の彼女が「美の基準」に一石を投じる理由。
みんなが自分を見すぎている時代だから、どんどん厳しくなっていっちゃうのかなって。だから「自分の解放」って意味で写真を始めたっていうのがあるかな。しかしやはり社会の常識から逸脱していれば理解されないこともある。Ayuさんの作品でヌードの女の子たちの写真をたまたま雑誌のなかで見つけた彼女のご両親は、ショックを受けていたそうだ。しかしそれを彼女は「人それぞれ」と冷静に受け止める。SNS上ではせっかくなのでフェミニストであることを発信しているが、彼女は基本的にあえて言うこともなければ、言う必要も感じていないという。無意識のフェミニストって多いんじゃないかなと思っています。わざわざ名乗る必要は全然ないと思うんですけど、平等を信じていればそれはもうフェミニストだなと思います。
例えば、性別にしろ、宗教にしろ、人種にしろ、どんな人間でも人権がある。平等であるべきっていう道徳的な部分を理解していればいいと思います。わざわざフェミニストって無駄に調べる必要はないと思う。第一波とか第二波とか、男女雇用機会均等法とかそういう知識よりも楽しい部分の考えを持ってくれれば嬉しい。
そんな優しいスタンスを持って彼女は、自身を「ピンク・フェミニスト」