くらし情報『#002 「人生が楽になった」。一児の母が39人の大人が住む家で子育てして気付いた“家族には正解はない”ということ|渋谷の拡張家族ハウス「Cift」が描く未来の生き方』

#002 「人生が楽になった」。一児の母が39人の大人が住む家で子育てして気付いた“家族には正解はない”ということ|渋谷の拡張家族ハウス「Cift」が描く未来の生き方

「じゃあ社内で何かしよう」って提案した新規事業が3Dプリンターを使った個人向けサービス。それまで個人向けは金額が小さいからやらなかったんだけど、リーマンショックの影響もあって「やってみろ」って言われて。

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Photo by Jun Hirayama
私ずっと、田舎の狭い世界に生きづらさを感じて、ヤンキーみたいにすかして生きていたし、中学校の時にハマったL’Arc〜en〜Ciel(ラルクアンシエル)以外、夢中になったものって基本なかったんだけど、そのプロジェクトを任されてから一気にギアが入って、人生で初めて一生懸命になったんだ。毎日終電まで働いて、電車がなくなったら歩いて帰って、翌朝7時に起きてタクシーですぐ出社する…みたいな。 そんな風に4年くらい働いていくうちに転職もして「ものづくり系女子」として個人で執筆や講演の依頼をもらうようになったんだけど、転職先のボスから「お前、会社で働いているんじゃないのかよ。自分を売りすぎ」って言われてね。 会社員をしていると所属している企業や集団にとって良い回答をしないといけないじゃん。でも自分がやりたいこととかを聞かれたときに、自分が一番良いって思う回答をしたいし、自分の気持ちに嘘をつきたくはない。

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