大好きな曲は、愛犬と。音楽配信世界最大手Spotifyが始めた「子犬の里親探しプロジェクト」とは
今後順次、新たな犬たちが、それぞれのフェイバリット・ミュージックとともに登場する予定だ。
プロジェクトの裏にある社会問題。ドイツでは子犬は「買わず」、「引き取る」のが当たり前。
愛くるしい子犬たちが音楽に合わせて踊るビデオを見て、思わず頬を緩ませた人も多いかもしれない。しかし、一見とてもポップで可愛らしいAdoptifyプロジェクトの裏には、「行き場のない動物たちをどうするか?」という、生き物の生死に関わる深刻な問題があるということを、ここで改めて明示しておきたいと思う。Adoptifyの立案者ティアシュツファインは、ドイツ第三の都市、ミュンヘンを拠点に活動する動物愛護団体だ。彼らは「Tierheim(ティアハイム)」と呼ばれるシェルターを持っていて、そこで行き場のない動物たちの保護と、新たな飼い主探しを行っている。動物愛護先進国ドイツには、ドイツ語で「保護施設」を表すこの「ティアハイム」が全国に500以上存在する。
犬や猫の生体販売を行っているペットショップがほぼないため、家庭にペットを迎え入れる際には、ティアハイムから動物を引き取るという文化が、一般に浸透しているのだ。(参照元:PETOKOTO)