2011年2月14日 13:43
英国アカデミー賞開催。やはり強い『英国王のスピーチ』が7部門を制覇
(Photo:cinemacafe.net)
英国アカデミー(BAFTA)賞授賞式が13日、ロンドンのロイヤル・オペラハウスで開催され、『英国王のスピーチ』が作品賞、主役の英国王・ジョージ6世を演じたコリン・ファースの主演男優賞など計7部門を最多受賞。映画の舞台となったロンドンで圧勝ぶりを見せつけた。
昨年の『シングルマン』に続き、主演男優賞を2年連続受賞のファースは「ここに来るのは大好きです」と受賞スピーチで語り、客席を湧かせた。『英国王のスピーチ』はほかにジョージ6世の言語療法士役のジェフリー・ラッシュが助演男優賞を、ジョージ6世の妻・を演じたヘレナ・ボナム=カーターが助演女優賞を受賞。同作は英国映画賞、脚本賞、音楽賞も受賞した。
主演女優賞は、賞レースでやはり向かうところ敵なし状態のナタリー・ポートマンが受賞。だが、対象となった『ブラック・スワン』は12部門で候補に挙がりながら、これが唯一の受賞。再来週に迫った第83回アカデミー賞では10部門にノミネートされている『トゥルー・グリット』は、英国アカデミー賞では撮影賞のみの受賞となった。
監督賞は『ソーシャル・ネットワーク』のデヴィッド・フィンチャー。