名越康文、夫婦の危機にアドバイス「ちょっとした一声が大事」
![(Photo:cinemacafe.net)](https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexpub%252Ffeed%252FCinemacafe%252F2016%252FCinemacafe_10410%252FCinemacafe_10410_1.jpg,small=600,quality=80,type=jpg)
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カナダの鬼才アトム・エゴヤン監督が贈る、美しくも哀しい禁断のサスペンス『クロエ』。本作の公開を記念して、4月18日(月)、女性の深層心理について鋭い分析力で支持を得る精神科医・名越康文と、女性ファッション誌「25ans」の読者モデルたちによるトークショーが行われ、女性のリアルな悩みの数々にアドバイスを送った。
本作の主人公は、仕事にも家庭にも恵まれ、誰もが羨むような生活を送るキャサリン。だがある日、夫の浮気疑惑が浮上。そこで、夫の愛を確かめるため、彼女は若くて美しい娼婦・クロエに夫を誘惑させるのだが…。
ひと足先に映画を鑑賞した名越さんは、本作について「人間と人間は深く出会うと、いままで自分だと思っていたものが自分でなくなってしまう。そんな瞬間をずっと描いているのが、この映画の不思議なところ」と分析。“夫を誘惑させる”という、一見荒唐無稽なキャサリンの女心について、「夫の全部を知りたいという欲求の裏返しなんですよね。
愛というのは、一歩間違えると相手の全てを自分のものにしたいという狂気めいたものを持ってるじゃないですか。人間は生きていく上で、それが苦痛であってもスリルや刺激を受けたいという中毒性を抱えているんです。