2011年4月26日 19:56
マイケル・セラ インタビュー 『JUNO』の恋人役が、今度は妄想系男子に!
では当然のことながら、スコットと同じ22歳のマイケル自身にも同じようなところが?
「それは恋愛面でのこと?そうだなぁ…幸運なことに僕には思い当たることはないかな(笑)」。
冒頭でも述べたように、こうしたキャラクターを主人公にする傾向が近年多く見られるがマイケルの見解はというと…。
「ただ、コメディの歴史を紐解けば、そうしたキャラクターはたくさん見られるよ。ウディ・アレンの作品の主人公たちもそうだし、古くはチャップリンやマルクス兄弟でもね。最近では、ベン・スティラーが作り出すキャラクターもそうだね」。
繋がろうとしつつ、人を遠ざける“インターネットの世代”
だが、一方でこの映画にも反映されているような、ゲームやインターネットといった“バーチャル”な要素が自分たちの世代を象徴するものだという自覚も。
「やっぱり僕らの世代を語る上で、最も顕著なのはインターネットの存在だと思う。例えば、こないだある友達とランチに行ったんだけど、彼はランチの間中、ずっとBlackBerry (※欧米で広く使用されているスマートフォン)を触ってて、目の前にいるのに彼と話したのはごくわずかな時間だった。
みんな『人と繋がりたい』って思ってそうしているのに、繋がっているようでいて、生身の人間と話をする時間よりも画面を見ている時間の方が長くなって、結果的に人を遠ざけるという皮肉なことになってるんだ。