2011年5月26日 17:43
北川景子インタビュー 若き頃の苦悩と挫折、いまは「恵まれた場所にいる」
と、役作りにおいても新しいアプローチにたどり着いた。
「小説には当たり前だけれど画がないので、小説が原作の映画のときは脚本をオリジナルとして捉えているんです。ただ今回は漫画が原作。原作ファンが抱いている紫(ゆかり)のイメージ、ジョージのイメージがすでに漫画の中にある。そのイメージ(=ビジュアル)にできるだけ近づくことが必要でした。髪型や洋服も忠実に再現されていると思います」。もちろん、キャラクターの見た目に加え、紫やジョージたちが集うアトリエも漫画から飛び出したような空間だ。
「クッションひとつとっても原作のとおり。
最初にあのアトリエを見たときはキャスト全員が、わーっ!と感嘆していました(笑)。セットでの撮影は3〜4日と短かったけれど、主要キャストが揃うシーンでもあって。睡眠時間がなくて撮影自体はキツいのに、なんだかキャンプみたいで楽しかったんですよね。また、どのキャラクターを演じるにもダイエットが必要で、みんなで“パラキスダイエット”をしていました。差し入れを我慢したり、皆で支え合って各々のキャラクターに近づこうとしていました」。映画の中心となる舞台・アトリエから次々と生まれるお洒落な洋服たち。