くらし情報『【シネマモード】この夏、恋愛偏差値を高めるなら… アジア発のこの二作』

2011年7月13日 09:55

【シネマモード】この夏、恋愛偏差値を高めるなら… アジア発のこの二作

主人公・ウニは、ある日、上流階級の家でメイドとして働くことになります。控えめなウニは、すぐに屋敷に溶け込みますが、自分の欲望に素直であるという純粋さを持つ彼女は、屋敷の主人・フンに誘惑されるとすぐに彼を情熱的に受け入れてしまいます。それが、大変な事態を招くとも知らずに。

いずれも、ずばり悲恋です。でも、ジャンルとしては同じ悲恋物語でも、温かい想いも残してくれるのが『サンザシの樹の下で』であり、欲深い人間の恐ろしさを感じさせるのが『ハウスメイド』。後味が全く違うのです。

もちろんヒロインの性格は違いますし、国、時代、文化、ヒロインの年齢、立場も違いますが、恋愛的な視点から二人に最も大きな違いをもたらしたのは、相手の男性にほかなりません。ジンチュウにはどこまでも優しく、「いつまでも待つ」と言ってくれる愛に満ちたスンがいて、ウニの相手となったのは、使用人と肉体関係を結んでも何の罪悪感のかけらもなく、奪うも捨てるも気ままなフン。
どちらの男性も社会的にはエリートですが、すべての行為が愛から生まれているスンと、欲望から生まれているフンでは、相手の女性の運命も大きく変わってしまうというもの。似ているのは、名前の響きぐらいなものなのです。

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