12歳にして名優、ダコタ・ゴヨ 『リアル・スティール』で見つけた新たな夢
マックスがATOMにボクシングを教えるシーンや一緒にダンスを躍るシーンは、やはり特別な想い出として刻まれていると話す。それまでは全くダンスに興味はなくやったこともなかったが、「ダンスは1週間ぐらい1日2時間程度練習をしたよ。ダンスの中にボクシングのパンチの動きとかあったりして、すごく楽しかった。いままで出来なかったことが出来るようになるのが嬉しくて、いまでは演技と同じぐらいダンスも好きになっちゃったよ!」。すっかりダンスの魅力にはまっているのだとか。もちろん、試合が始まる前のリングでATOMとマックスがダンスを披露するシーンは、観客側も思わず踊りたくなるような、ワクワクするシーンに仕上がっている。ダコタ・ゴヨの見せ場のひとつだ。
マックス役を通じて、様々な体験を味わったダコタ・ゴヨだが、ロボットよりもダンスよりも彼を興奮させたのは、やはりスティーブン・スピルバーグ(製作)の存在。
「スティーブン・スピルバーグ作品に出ていること自体、僕にとっては信じられないことなんだ!」と身を乗り出し、小さな身体に秘めた熱く大きな夢を語りだす。それは──「これからも演技も続けていきたいと思っているよ。