【『るろうに剣心』撮影現場に潜入vol.4】武井咲、“殺陣男子”佐藤健に「惚れた!」
それができない役者ははじかれてしまう。そういう危険な組ではあるんですけど。ただ、だからこそ中毒性がありますね。
衣裳一つにしても実は前作と裏地が違っていたり、ルーティンワークをしているような人はこの現場には一人もいません。一人一人が自分の役割を最大限見つめ直しています。だから前作よりもだいぶ飛躍しているんじゃないかと思いますね。どのシーンも基本的には長回しで撮るんで、どういうことが起きてもいいように、何が起きても自分たちがどう用意して動けるかっていうのがすごく面白いです」。
武井さん:「大友さんは、その作品の世界で生きていないと許してくれないんですよね。
そのヒントはくれるけれど、答えは絶対に教えてくれない。自分で見つけて感じて、それをその場で表現しないとダメな現場」。
青木さん:「ほかの役者に食われちゃう」。
武井さん:「そう!消えちゃう!自分が思った通りに動いても許してもらえる現場はなかなかないのですが、逆に前作ではその環境に慣れなくてもったいなかったなという気持ちもありました」。
青木さん:「前作の公開のときに小耳に挟んだんだけど、“悔しい思いをしている”っていうのを聞いた」。