【インタビュー】長澤まさみ×いくえみ綾 漫画から映画化…繋がる想い『潔く柔く』
「高良くんとは同い年なんです。実は私自身、同い年の俳優さんと共演する機会というのはあまりなくて、特に同級生の幼なじみという関係の役柄ということもあって、すごく刺激を受けましたね。高良くんは漫画そのままでハルタにぴったりだと思ってたので、目の前にハルタがいるって感じたし、自分と同じように頑張っている同い年の俳優さんと共演できたのはすごく嬉しいし、いい経験になりました」。
映画はおよそ2時間。13巻にわたる原作の様々なシーンを抽出し構成しており、時に原作のカットを忠実に再現したシーンもあれば、設定などを変更したシーンもあるが、いくえみさんは「変更はあっても、登場人物たちの気持ちが繋がってるんです」と称賛を送る。
「原作通りという意味で好きなのはバーのマスター(田山涼成)とのやりとりですかね(笑)。カンナと禄が夕焼けを見つめるシーンは、原作とは少し違うシチュエーションですがすごく好きです。原作を描いていて、なんだか型通りのシーンになってしまった気がして、あとからカンナに涙を加えたんです。
映画ではそれを長澤さんがその通りに演じてくださってすごく印象的な場面になりましたね」。
そして、話題はいくえみ作品に描かれる読者をキュンキュンさせる“いくえみ男子”に。