【美的アジア】『泣く男』イ・ジョンボム監督、チャン・ドンゴンの号泣秘話を告白
という方がいる一方で「闘う理由が分かるから見れる」という方もいます。
シナリオが完成したら一番最初に読んでもらうのが私の場合、妻なんですけど、今回のシナリオを見せたら、「ドラマの部分はすごくよく分かったけど、アクションの部分は全然分からない!」と言ってシナリオを放り投げてしまったんです(笑)。
確かにおっしゃる通り、「男が理解できるアクション」と「女性が理解できるアクション」は違うような気がしますよね。差別化された何かがあるのかなと思いますけども。でも今回の『泣く男』では、とにかくドンゴンさんに“(キム・ミニ演じた)モギョンを助ける”ということを一番に考えて演じてほしい」とお願いしました。モギョンは危機的な状況にあるのだから「早く助けにいかなくてはならない」、そのためには「かっこいいアクションは必要ない。とにかく助けたいという感情をアクションにのせてほしい」と思ったんです。
かっこいいアクションを見せたいだけなのであれば、泥臭いアクションの部分なんて見せなくていいんです。
「見て」かっこいいアクションをたっぷりと流せばいい。でも私が望んでいたのはそれではないんです。私はどんなアクションでもベースになるのは「感情」