由紀さおりが語る、音楽界の次世代アーティストに求められる資質とは? 今夜放送「sing!sing!sing!」決勝戦
として放送される。
そんな一大決戦を迎える前に、日本音楽界の第一線で活躍し続けている歌手であり、同番組のファンでもある由紀さおりに取材を敢行。ファイナリスト5人や番組の見どころ、さらには次世代アーティストに求める個性など、日本音楽界の過去・現代・未来をたっぷりと語ってくれた。
――番組「Sing!Sing!Sing!」をご覧になっているそうですが、どんな感想をお持ちですか?
由紀:番組の審査員を務められている坂本昌之さんと一緒にアルバム作りをしている時に偶然、坂本さんはこんなお仕事もされているんだと思って見たのがきっかけなんです。音楽界で仕事をさせていただいている私としては、そんな坂本さんやほかの音楽家のみなさんが選者としてどういうご批評をなさるのか、私が感じたことと審査員のみなさんでどれだけのギャップがあるのか、自分で試してみたくて見ていました。
それと、歌うことを生業とさせていただいて45年になりますが、デビュー当時の気持ちに戻して、今の人たちはどういう思いで選曲をしているのかを知れることが、すごく楽しかったし、この時代に、どういうアーティストを見出そうとしているか?というところにすごく興味が惹かれました。