【インタビュー】嵐・相葉雅紀 初恋の記憶は「幼稚園の頃…」
なので、僕の演技のなかに“怒”という演技はないんです。
光を演じるにあたっては、余計なことを考えないで、光の目の前で起きていることに精一杯な青年というのを意識していました。先のことを考えて動くような人じゃないと思ったので、とにかくそのときに起きたことに集中する。それは僕が脚本と原作から読み取った光像でもあります。なので、僕自身も素直に共演者に対してリアクションをしていくということを心がけました。ものすごく受け身の役柄でした。
――初の映画単独主演、座長ならではの気負いはあったのだろうか?
主演としての気負いはなかったです。みんながそれぞれの役割を頑張っていこうという感じになればいいなと。
本当にチームワークが良い現場だったので、空港でのクランクアップの日はこれで終わってしまうのか…と、すごく寂しかったのを覚えています。クランクアップの日は撮影時間が限られていて、大変だったんです。汗びっしょりの姿でよく走った日でもありますね。あのラストシーンはハッピーエンドで本当に良かった。どんなことでも、諦めちゃいけないんだなって思いました。
劇中では榮倉さん演じる杏奈とハン・ヒョジュ演じるソヨンとの間で揺れ動く光の心の機微が丁寧に描かれるが…。