パトリス・ルコントが語る“映画作り” 「女優と恋に落ちるのは最低限、必要なこと」
と述懐。それでも続けられたのはなぜか?という柴崎さんの問いに「映画を撮ることは昔からの夢であり、あきらめられず、夢を見続けたかったんです。2作目が幸運なことに大ヒットし、そこからは羽が生えたように好調でいまに至ります」と笑う。
観客からは、以前、監督がインタビューで「あと3本で引退する」と語ったことについての質問が飛んだが「まだ撮り続けますよ」と語り、ファンを安心させる。その上で「でも、いいタイミングでやめようとは思ってます。映画が僕の前から立ち去る前に、僕の方が映画から去ろうと考えています」と語った。最後にファンに向けて「あなたの人生において、一瞬たりとも恋に落ちることをためらわないでください」と呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。
『暮れ逢い』は12月20日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)
アルゼンチン発・迷宮的ミステリー『トレンケ・ラウケン』下高井戸シネマにて12月限定公開