【インタビュー】梶裕貴<前篇> 若き日の苦悩と転機…先輩声優からの言葉
どちらかと言ったらユヌタイプだと思いますね」と自らも共通点を感じているようで、ユヌなりの優しさや強さが理解できたとも。
「のだめに対して、演奏家として、そして男としての想いを伝えるところとか、ユジンに対して強い言葉を投げかけるシーンは、彼の儚さ、それと同時に芯の強さも感じられて、その辺りは、同姓でありながらもすごくカッコいいなと感じました」と、“男”としても共感する部分があったようだ。
男として共感できるという話だが…梶さんにも、ユヌのように女性を奪い合うような経験があったのだろうか?
「僕はこんなにバチバチできませんね(笑)。いや、気持ちとしてはたぶん好きな子がいたらそれくらいの想いがあるとは思うんですけど、恋敵を前にどうこうっていうのは、正直できない…というか、しないというか。その子と1対1のときに攻めたいですね(笑)」と照れくさそうに告白。自分とは少し違ったガンガン攻めるタイプのユヌについて「男らしいですよね。彼が言ってること、間違ってないと思います。もうちょっとユジン先輩もネイルに優しくていいんじゃないかって(笑)」と、その想いには賛同しているよう。
声優という仕事は、声帯という“楽器”を演奏するという点で、イ・ユヌと同じく“演奏者”と言えるだろう。