2015年7月29日 19:00
【インタビュー】『進撃の巨人』本郷奏多 巨人の口の中でもがき苦しみ、滑り落ちる喜び!
(Photo:cinemacafe.net)
そこは巨人の口の中。アルミンが飲みこまれまいと必死の形相でもがく。原作のファンにはおなじみのあの名シーンが、実写ならではの生々しさでスクリーンに映し出される。
「全編を通じて、一番イヤなシーンでした(苦笑)」。
本郷奏多は過酷な撮影を振り返りつつ、同時にこのシーンを撮ることができた喜び、そして手応えを口にする。「原作の中でもすごく大切なシーンですので、それをほぼそのまま出来たのはすごく嬉しかったです」。まるで自分が巨人に食べられようとしているかのような恐怖とおぞましさと興奮!そこにこのプロジェクトの意義が凝縮されている。
全世界での発行部数5千万部を超える諫山創の人気漫画を前後篇の二部作で実写化した『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』。
オファーが届く以前から原作漫画の大ファンだったという本郷奏多が、キャラクターや巨人の描写、立体機動装置による飛行、そして、おそらくは原作ファンが最も不安を覚えているであろう原作からの物語の改編などについて、たっぷりと語ってくれた。
壁に囲まれた世界で暮らす人類と壁の外から突如やってきて、残酷なまでの力の差でもって平穏な日常を文字通り踏みつけ、破壊していく巨人たち。