2016年3月19日 09:00
【インタビュー】綾瀬はるか 大河ドラマが教えてくれた、ものづくりの感動を糧に挑む「精霊の守り人」
やってみると大変でしたけど(苦笑)」。
腕立てに腹筋、スクワットなど筋トレを重ね、バルサが持つ短槍の殺陣の訓練を積み、撮影に臨んだが、それでも撮影初日から、心が折れるかというほどのつらい撮影の連続だった。
「稽古だと長くても4~5時間で足場もいいですからね。本番となると朝から晩まであって、足場も砂浜のように踏ん張ろうとしても踏ん張れないような場所で、そこでダッシュしたり…(苦笑)」。
肉体的な負担はもちろん、殺陣に関しては相手との呼吸、集中力も求められる。
「ちょっとしたタイミングや動き次第で怪我してしまう。アクションに関しては、できないと撮影で大変なことになるっていう恐怖感、危機感がありましたね。相手もいるので、自分ができないと危ないし、何度もやり直すことにもなるので」。
そしてもうひとつ、バルサの内面!「孤独や苦しみ、恨み…いろんな気持ちひとりで背負って、それでも強く生きている」というバルサの烈しさをもって演じ、これまでにない綾瀬はるかの新たな一面を見せてくれている。ここでもヒントになったのは、アクションだった。
「どういうバルサにするか?声のトーンやしゃべり方はどうするか?男っぽく表現するか?礼儀や作法はちゃんとしているのか?悩んだ時期があったんですけど、アクションをやりながら、獣のように叫んでいる自分がいたんです。