くらし情報『【インタビュー】橋本愛×ユースケ・サンタマリア “父娘”が語る映画の裏側』

2016年10月20日 17:20

【インタビュー】橋本愛×ユースケ・サンタマリア “父娘”が語る映画の裏側

そういうところからも、監督が俳優を尊重し信頼してくれていたのは分かった。もちろん僕らも監督はじめスタッフを信頼していたし。そういうものの積み重ねが、作品を作っていくと実感できる作品だった。

そんな制作途中でのやりとりについて語り合ううち、話はいつしかタイトルへ。

ユースケ:いまでこそ『バースデーカード』というタイトルに落ち着いたけれど、ほかにも案があったんだよね。愛ちゃんはどれがよかったの?

橋本:ほかにありました?

ユースケ:あったよ。『バースデーカード紀子の〇〇』とか、『バースデーカード君のまわりには何がある?』とかさ。副題を入れるのは、日本映画界の悪しき習慣で。


橋本:そう、君のまわりに…(笑)。現場では『バースデイ・カード(仮)』だったんですよね。

ユースケ:そう、『バースデーカード君のまわりには何がある?』もいいタイトルだけど、なんだか想像できちゃう。だから、僕は絶対に『バースデーカード』がいいと押していたんです。これでいくんですよねって念押しして。日本の映画もドラマも、タイトルで説明し過ぎ。ヒントだけで、ちょっと謎めいていたほうが絶対潔いし、お客さんの興味をそそるよって、俺はずっと言っていたんです。

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