2016年11月30日 14:30
山田洋次監督『家族はつらいよ2』で映画デビューの藤山扇治郎、「大汗かきました」
藤山さんは、山田監督について、「すごい大御所と伺っていましたが、それを通り越して仏様みたいな方やなあと思っていました。私が緊張していましたら、『おじいさんの松竹新喜劇は大好きでね、僕も喜劇の映画を撮るのが好きなんだよ』とか、演技のこととか、芝居のこととか、私にも分かるお話をしてくださり、『今回は身体を使った喜劇をあなたにやってもらいたい。だからと言って変わったことをするのではなく、喜劇は日常に起こりうることをする。あなたの役の警察官はちゃんと警察学校を出て、やる気満々なんだよ』」とアドバイスがあったことを明かし、「階段落ちのシーンや失神するシーンなど、身に余る経験をさせていただきました」と謙虚に(!?)コメント。
そして「雲の上を歩いているような気持ちでした」という撮影をふり返り、「ずっと大汗をかいていまして、かきっぱなしの汗を拭おうとしていると、『いいんだよ、君の役は大汗をかくくらいじゃないと』と笑って私の緊張感をほぐしてもくれました」とも語り、監督とのエピソードはたくさんあった様子。さらに、「本当の家族のように、妻夫木さんや西村さんをはじめ共演者の方々が初めての私に気を使っていただき、声をいつもかけていただけたことも嬉しく、橋爪さんからおじいさんさんの話をゆっくりと聞かせていただけたことも私にとって財産になった経験でした!」