漫談家の林家ペー・パー子夫妻が出演する、「西友×楽天 PPキャンペーン」の新WEB動画が、26日に公開された。新WEB動画では、2008年にCDデビューを果たしたペー・パー子夫妻が2012年以来約10年ぶりにオリジナルソング「お得のループ」を熱唱。「抜け出せやしないお得のループ~」と同サービスの魅力を伝えている。■林家ペー・パー子夫妻インタビュー――西友の思い出を教えてください。林家ペー:西友は、本当に昔からよく使っていて。私は赤羽で住みはじめて48年なんです。今よりも規模はたしか小さかったけど、当時から西友はありましたね。今も極力、(仕事帰りに)浅草にある西友に行くのを我慢して、赤羽の西友を使っているのよ(笑)。――西友赤羽店への愛を感じます。林家ペー:そりゃそうよ、自分の地元なんですから。改めて、そんな西友さんのお仕事ができて、ありがたいですね。――ポイ活など何かお得になる行動は普段から意識されていますか?林家ペー:「ポイ活」っていう言葉、初めて知ったよ(笑)。おそらく僕は、40年近く前にポイントカードの存在を知ったのかな。当時からポイントは色々と貯めて、利用していますよ。一番の自慢は、冷蔵庫・洗濯機・テレビ。これを全部ポイントで購入したことかな(笑)。今、コンビニや家電量販店、化粧品など、ほぼ全ての業界でポイントカードあるんじゃない? とても便利だよね。ポイントを貯めるだけで色々なサービスがつくから、感謝しているよ。あと今は、スマホ一つで貯められるよね。便利でありがたいよね! ポイント生活は、自分の人生とともにあるよね(笑)。――今回のキャンペーン動画の内容を聞いて、どう思いましたか?林家ペー:演歌が大好きだから、今回の動画出演の依頼は、とても感謝しています。とても気に入っていますよ。監督に感謝ですね。演出も面白かったし。ハッピーです(笑)。(今回の曲を歌い始めるペー)……うん、昭和歌謡だし、とても気に入ったね。ちなみに最近の若い子の歌は、びっくりするくらい速いテンポの曲じゃない? やっぱり私は昭和歌謡だ。演歌世代だからね!――今でも昭和歌謡を歌う機会はありますか?林家ペー:舞台の仕事で、たまに歌いますよ。でも自分の余談が長いから、歌いはじめようとしたら出番が終わることもあるんだけどね(笑)。――今回、新曲を熱唱された感想を教えてください。林家ペー:前のCDを出してから10年経つけど、この曲もとても気に入っていますよ。このような機会があったら、精力的に歌っていきたいですね。今後も、CD発売の依頼はぜひお待ちしています(笑)。――ちなみに今回の動画は、YouTubeで配信されます。ペーさんは、YouTubeはご覧になりますか?林家ペー:YouTube見ますよ。色々な人の動画を見て参考にしているよ。すごい時代じゃないねぇ。――今回の動画、ズバリ、何万回再生を目指しましょう?林家ペー:え~! 再生の経験が無いからねぇ(笑)。気が小さいからさ。そういえば、自分が始球式に参加した様子がYouTubeで配信されていて、たしか今約3万回再生されているはずなんです。だから……目標は約3万回以上かな(笑)。ぜひともね。西友を利用している方々全員に見てほしいですね(笑)。――最後にメッセージをお願いします。林家ペー:東京のラスべガス・赤羽は素晴らしい街。北区ですからね。“来たく(北区)”なる街ですから。ぜひその赤羽の西友で、ポイントを貯めたり使ったりしてほしいです。ぜひ赤羽へお越しください。あ、これだと赤羽の宣伝になっちゃうね(笑)。西友にぜひ、お越しください! たくさん買って、ポイントつけて、ハッピーな生活を送ってください。来たくなる、西友!
2022年04月26日『笑点』を降板した林家三平人気ジャニーズ、関ジャニ∞が表紙を飾るテレビ誌が書店に並ぶ年末。同グループメンバーらが巻頭グラビアを飾り、紅白歌合戦の特集が組まれている。テレビ誌ライターによれば、年末年始特大号は通常号より売り上げが伸びるという。ジャニーズファンが買い求める、という側面も見逃せない。■重大発表の告知前に“写真掲載”さて、話題は変わって落語家の林家三平(51)が年内で日本テレビ系演芸番組『笑点』を卒業するというニュース。12月12日の放送で、来週重大発表があると予告され、その通り、19日の放送で三平の年内いっぱいでの卒業が明らかになった。そのヒントが、何とテレビ誌にダダ漏れだったという。元日午後3時から5時まで放送されるのは、『笑点お正月だよ!大喜利まつり(仮)』。年明け恒例のめでたい番組で、女優が笑点メンバーとペアを組んだり、番組対抗大喜利があり、ジャニーズが演芸に挑戦するコーナーもある。それを告知する写真が主だったテレビ誌に掲載されていた。発売日はだいたい、12月13日の週。つまり、12日の告知直後から書店に並び始めたのである。テレビ誌ライターが舞台裏を明かす。「写真を何点か、日本テレビサイドからいただきました。そこに写っていたのは、司会の春風亭昇太と解答者、それに座布団運びの山田隆夫の7人。林家三平の姿がなかったのです。12日の発表後、勘のいい人がじっくりとこの写真を見れば、ああ三平が正月特番には出ないんだな、降板するんだなという察しがつきます。テレビ誌によっては小さい写真で顔が判別できないものはありますが、『ザ・テレビジョン』は比較的大きい写真で、三平がいないのは一目瞭然です。意図して配った写真なのかは分かりませんが、日本テレビの宣伝がやっちまった!っていう感じですね」日頃から、SNSなどで「面白くない」と罵倒され、番組内でも、ベテランの林家木久扇(84)に「三平は面白くない」と名指しされていた三平。2016年5月に大喜利の新メンバーと登場したが、鳴かず飛ばずで、5年半で降板となった。「『笑点』に出ているというだけで、全国各地のイベンターが落語会を組みたがりますが、三平だけは独演会出演へのアプローチは少なく、他の『笑点』メンバーとの抱き合わせが多かったそうです。それもコロナ禍で激減し、本人も改めて落語への取り組みを模索したようです。『笑点』は基本月2回の収録で、ほかの仕事に悪影響はでないスケジュールなのですが、三平ほどウケないと、出演すること自体が芸人の自分を棄損することになる。マイナスだったわけです。ここで一端席を外して捲土重来を目指すのはありでしょうね。落語家にとって50代は、芸に向き合うには大切な時期ですからね」先代の三遊亭円楽も、落語に取り組むために『笑点』を降板したことがあった。その後、復帰はしたが、解答者としてではなく司会者としてだった。三平も、コメントで復帰を目指す、と宣言した。本人が希望を叶えるには、かなりの精進が必要だ。〈取材・文/薮入うらら〉
2021年12月23日50年以上、お茶の間に笑いを届け続けている、演芸バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)。2021年12月19日の放送で、大喜利メンバーである林家三平さんの卒業が発表されました。林家三平、年内での『笑点』卒業を発表番組の最後で、「いったん『笑点』を離れることにしました」と、2021年いっぱいでの卒業を明かした三平さん。5年半にわたる同番組の出演で、一度も10枚の座布団を取ることができなかったといいます。自虐で笑いを誘いながら、三平さんは観客や視聴者に向かって、このようにコメントしました。この5年半、本当にたくさんの方にお世話になりました。ありがとうございます。しかし!この5年半、一度も座布団10枚を取ったことがありません!ですから表に出て、自分のスキルを上げて、また座布団10枚を獲得するためにも、勉強し直して参ります。身体を鍛え、心も鍛え、芸の幅を広げて、いろんな経験をして戻って参ります!本当にありがとうございました!笑点ーより引用また番組放送後、三平さんは自身のTwitterアカウントでも卒業についての熱い想いを述べています。笑点を離れる事になりました。若手として元気に頑張ったのですが実力不足と理解しております。番組の最後に、また戻ってきますとは言ったものの、そんなに簡単な事ではないのも承知しています。落語に限らず様々な経験を積み、勉強し直したいと思います。引き続き応援よろしくお願い致します。— 林家三平 公式 (@3pei_hayashiya) December 19, 2021 2009年に2代目『林家三平』を襲名し、2016年に『笑点』が50周年を迎えるタイミングで、大喜利メンバーに加入した三平さん。突然の発表に、同番組のファンからは「さびしくなる」「また戻ってくるのを待っています」といった、温かいメッセージが寄せられています。卒業までの最後の出演は、2021年12月26日の放送とのこと。一度メンバーからは抜けるものの、いつかまた番組で笑いを届けてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2021年12月19日株式会社文藝春秋が、11月3日(水・祝)に渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて「文春落語柳家喬太郎・林家二楽の落語のらりくらり」を開催する。今年春に開催された「文春落語」では、当代きっての人気落語家、柳家喬太郎のゲストにエッセイスト・阿川佐和子を招いて好評を博した。今回の秋バージョンでは、喬太郎と紙切りの林家二楽の名コンビが、若者の街・渋谷で賑やかに口演する。喬太郎は「いま最もチケットが取れない落語家」とも称され、コロナ禍においても全国からオファーが絶えない人気ぶり。マクラからオチまで面白すぎて一瞬たりとも聴き逃せないと、期待以上の高座で毎回ファンを魅了している。一方、ハサミの妙技もさることながら巧みな話術も魅力の二楽は、伝統の紙切り芸に加え、音楽に乗せて次から次へと紙切り作品を展開する「ストーリー紙切り」を披露する。技とセンスが光るオリジナル芸を、ぜひ生で楽しみたい。チケット初回販売分は、緊急事態宣言下の9月に一席ずつ空きで販売したがほぼ完売。10月10日(日)10:00から残りの半数分を追加販売する。配信は行わない。初回に購入できなかった人も、人気の高座を堪能できるチャンスだ。※チケット追加販売中■文春落語「柳家喬太郎・林家二楽の落語のらりくらり」出演:柳家喬太郎(落語)、林家二楽(紙切り)2021年11月3日(水・祝)19:00開演(開場18:30)会場:渋谷区文化総合センター大和田4階さくらホール〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21全席指定 S席4,000円/A席3,500円文春落語公式ホームページ
2021年10月11日所ジョージ所ジョージさんは、とても不思議なタレントです。MCを務める番組を見ていても、決してグイグイ前面に出るタイプではありません。司会をしながらギャグを飛ばし続けるお笑いタレントもいますが、所さんは一見、淡々と番組を進めます。それでいて、不思議な存在感と安心感があるのです。そのせいか、所さんが司会をする番組は、長寿番組になることが多い。たぶん、肩に力が入っていない(ように見える)ところが、所さん独特の「味」になっているのだと思います。今回は、そんな所ジョージさんが、落語家の林家正蔵さんに「謎の贈り物」をしたときの話です。■所ジョージさんが渡した桐の箱の中身は林家正蔵さんが、真打昇進襲名披露をしていたときのこと。懇意にしていた所さんに呼び出され、お宅にうかがう正蔵さん。行ってみると、所さんから直々に、手のひらに収まるくらいの桐の箱を渡されました。帰ってから開けてみると、中身は「刀の鍔(つば)」。その鍔には、林家の家紋である「花菱(はなびし)」が刻まれていました。これだけなら、正蔵さんへの立派な真打披露のお祝いです。ところが……。この刀の鍔、なぜか、銀色のラッカー(塗料)で塗装されていたのです。「何これ?どういうこと?」その刀の鍔は、決しておもちゃではありません。どう見ても本物っぽい。実際、正蔵さんが、不思議に思いながらも古美術商に見せてみると「間違いなく、れっきとした本物です」と。その古美術商の鑑定では、普通なら100万円以上の価値があるとのこと。しかし、なにしろ、銀色の塗装がされてしまっています。そのために「残念ながら、価値はゼロになってしまいましたね」と言われてしまいました。なぜ所さんは、価値のある刀の鍔、しかも、林家家の家紋が入った刀の鍔を、わざわざラッカーで塗装して正蔵さんに贈ったのでしょうか?■箱のフタに、書かれていたメッセージ所さんの意図がわからなかった正蔵さんでしたが、ふと桐の箱のフタの裏を見てみると、何やら文字が書かれています。それは、所さんから正蔵さんへ向けた、直筆のメッセージでした。そこには、こう書かれていたのです。「伝統は壊さなければ意味がない」メッセージを見た瞬間、正蔵さんは、めまいがするほどの衝撃を受けたといいます。私は、このエピソードを、長年テレビの世界で番組制作者として活躍され、『恋のから騒ぎ』や『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(ともに日本テレビ系)などのヒット番組を手がけた吉川圭三さんの著書で知りました。所ジョージさんのことをよく知る吉川さんは、このエピソードについて、およそ次のようにおっしゃっています。《所ジョージは、正蔵が林家の伝統を積み上げて芸を磨いていることも、それが大切であることも重々わかったうえで、正蔵に対して「少しは伝統を壊してもいいんじゃない?そのほうがもっと輝けるよ」というメッセージを伝えたかったのではないか?》所ジョージさん、かっこよすぎ!「伝統は壊さなければ意味がない」って、名言だと思います。例えば、日本の伝統芸である歌舞伎の世界では近年、『ワンピース』や『風の谷のナウシカ』などのアニメ作品を歌舞伎にアレンジして上演し、好評を博しています。これなど、いい意味で伝統を壊している例ではないでしょうか。一般企業でも、老舗の会社が時代の変化に合わせて新事業に乗り出して、躍進するということがあります。「伝統」なんて大仰なものでなくても、「ずっとこうすることが慣習になっている」「これについては、このように進めることが決まり」などということ。どこの会社にもあるのではないでしょうか。でも、その慣習。本当に必要なのか?そう考えると、新しい何かが見えてくるかもしれません。伝統は、よいところを残しつつ、積極的に壊していく。そうしてこそ、「より輝ける」のではないでしょうか?(参考:『たけし、さんま、所の「すごい」仕事現場』吉川圭三著小学館新書)(文/西沢 泰生)【著者PROFILE】にしざわ・やすお◎作家・ライター・出版プロデューサー。子どものころからの読書好き。『アタック25』『クイズタイムショック』などのクイズ番組に出演し優勝。『第10回アメリカ横断ウルトラクイズ』ではニューヨークまで進み準優勝を果たす。就職後は約20年間、社内報の編集を担当。その間、社長秘書も兼任。現在は作家として独立。主な著書:『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』(アスコム)/『伝説のクイズ王も驚いた予想を超えてくる雑学の本』(三笠書房)/『コーヒーと楽しむ 心が「ホッと」温まる50の物語』(PHP文庫)ほか。
2021年07月16日マシンガントークで取材に答えてくれた海老名香葉子さん御年87歳にして林家一門を束ねる“おかみさん”、海老名香葉子(87)さん。取材時も京都の講演から帰ってきたばかりの中、マシンガントークで元気に答えてくれた。■みんなのために弱ってなんかいられない!「先日もアメリカ大使館から東京大空襲の追悼のお手紙をいただいたことで、取材がいっぱい来て忙しくて忙しくて……熱が38.5度出たんですよ。コロナだー! って、せがれたちが大騒ぎしましてね。結果は陰性でしたし、どこも痛くも痒くもなかったんですけど、念のために入院したら、疲れが出てしまったみたいで3日間くらい眠りっぱなし。で、起きたらケロッと元気になりました。そのまま10日入院させてもらいましたけどね、休みに行ったみたいなもんですよ! アッハッハッハ!」そんなお元気の秘訣はズバリ「心丈夫でいること」だと語る香葉子さん。「心が弱ってへなへなになっちゃうとだめですよね。あたしはね、“親は偉い”で通してますから。子どもたちを一生懸命育てて、お弟子たちの面倒を見てきたあたしは偉いんです!(笑) 人様には言えないけど、心の中ではそう思っているの。みんなのために弱ってなんかいられない、死ぬ直前まで一生懸命働こうと思っています」例えばハガキを一枚書くことや、ちょっとしたお土産を渡すような小さな気遣いも「働くこと」のひとつだそう。現在は長男の正蔵さん夫婦と同居、次男の二代目三平さん夫婦もお隣に住んでいる。取材時にもお孫さんや正蔵さんの帰宅があり、家の中はいつでもとってもにぎやか! 毎晩の家族そろって食べる食事が何よりも楽しみだとか。■コロナになんか負けませんよ!現在は笑い声あふれる家の中心である香葉子さんだが、幼いころには東京大空襲を経験し、両親家族のほとんどを失いながらも激動の時代を生き延びてきた。そんな彼女はこのコロナ禍をどう見ているのか?「コロナのこの時代、みんな仕事がない、物がないから大変だって言ってるでしょう? あたしは戦災孤児ですからね、雑草を食べて生きたんです。親を亡くした小学校5年生の女の子が、焼け跡でお鍋を拾って、壊れた水道管から水をくんで、煙が出ているところに行って火をもらってきて……はこべ、あかざ、つるむらさきなんかを、味もなにもつけないで、それで空腹をしのいだの。だからね、今はなんでも、例えば新聞紙一枚だってありがたいと思います。戦中をくぐり抜けた人はみんな元気です! コロナになんか負けませんよ!」そんな芯の強さを持って生きてきた女性である香葉子さん。現在、気になる男性は?「恋愛なんて……テレビに出てる孫が好きな俳優さんだとか、立派な人だなと思う人はいますけど、恋愛は対象外。あたしは夫(初代林家三平)以外の人は知りませんから。お見合いで結婚したんですけど、ほんとに勝手なことばっかりする人で……向こうもそう思ってたでしょうけど(笑)。いろんなことがありましたが、芯からあたしのことを思ってくれた人は夫以外いませんの」それもそのはず、大家族を守り続けているのが、何よりの愛情の証拠だ。最後に変な質問してしまって、どうも、すいません!PROFILE●海老名香葉子(えびな・かよこ)●1933年、東京本所生まれ。1940年、東京大空襲にて肉親と死別。初代林家三平の妻にして、一門を代表する“おかみさん”として知られる。エッセイストや作家として、自身の体験や、戦争体験を伝える活動や講演などで現在も全国を回る。(取材・文/高松孟晋)
2021年07月04日林家木久扇師匠日本屈指のバラエティー長寿番組『笑点』は、今年で55周年を迎えた。■体力が続くかぎり『笑点』に出たい「いつの間にか、“笑点の歴史”と呼ばれるようになっていました」しみじみと語るのは、日本一黄色が似合う男・キクちゃんこと、林家木久扇師匠だ。木久扇師匠は、1969年から52年間、同番組の「大喜利」に出演しつづけている。「入ったころは30代でしたが、あれよあれよという間に52年。今では国際線の飛行機のプログラムになったり、世界36か国で放送されているんですから、すごいですよね。私が“笑点の歴史”と呼ばれている理由は、司会者を5人見送っているからなんですよ。だから今は、座布団をもらえないときには春風亭昇太さんに『君も送っちゃうよ』なんて冗談を言ってます(笑)」世界を代表するご長寿番組となっている『笑点』だが、木久扇師匠は「すぐになくなる番組だと思っていた」と振り返る。「もともと、落語を愛好する50歳以上の人たちに向けて作られたので、若い人には受けないから長続きしないだろうと。また、大喜利は、釈台に座った司会者が時事に絡めた問題を出して回答者が手を上げて回答、それから座布団を取ったり取られたりする。とってもルールがわかりやすいんですよね。でも反対に、それが長く続いた秘訣だと思います」まさに生き字引の師匠だが、最近驚いた出来事があったとか。「コロナ関連のニュースを見ていたら、イギリスの大学教授のお名前が“イアン・バカン”だったんですよ。私のシングル曲の『いやんばか〜ん』が発売されたのが1978年なので、43年ぶりに話題になりました。『笑点』でも何度も披露した思い出の曲が、令和に花開いてよかったです」そして、体力が続くかぎり『笑点』に出たいと話す師匠には、ある構想が……。「宇宙ステーションの中で『笑点スターウォーズ』をするのが夢なんです。これからの時代は“宇宙”がテーマになりますよね。僕らが宙に浮きながら座布団を取ったり取られたりしていたら、すごく視聴率が取れると思うなあ」宙を漂う笑点メンバーと座布団!ぜひ見てみたい!はやしや・きくおう●1937年、東京都生まれ。1960年三代目桂三木助門下に入門し、三木助没後に八代目林家正蔵門下へ移り、林家木久蔵になる。その後2007年に親子W襲名で林家木久扇に。芸名は『笑点』の中で公募して決定し、話題に。
2021年06月13日コロナに感染し58日間も入院していた鈴々舎馬風(写真は落語協会HPより)長い闘病生活だった。今年1月に実施した新型コロナウイルスのPCR検査の結果、陽性反応が確認された落語界の重鎮で、漫談家の綾小路きみまろ(70)や『笑点』の座布団運び、山田隆夫(64)らを弟子に持つ、鈴々舎馬風(82)が18日、都内の病院を退院したことがわかった。体調に異変を感じ、大事をとって入院したのが1月16日。以来58日間、約2か月間の闘病生活を送ったことになる。■一時は集中治療室に入っていた落語家の林家正蔵や春風亭一之輔ら多くの人気者が所属する落語協会(柳亭市馬会長)が、馬風並びに桃月庵白酒(52)が新型コロナに感染していると発表したのが、感染が疑われた数日後の1月20日だった。2人とも入院したが、若い白酒は1月下旬に退院。高齢者の馬風の入院は伸びるばかりだった。「これまで、おかみさん(馬風夫人)と話しても、“大丈夫だから”としか言われなかった。当初、1~2週間と言われていた入院期間が延びて、どうなっているんだろうと思っていました」と弟子のひとりが伝える。「一時、集中治療室に入っていたそうです。年齢も年齢なので心配しましたが、よく回復されたと思います。おかみさんと娘さんが付きっきりで看病していたそうです」落語家の仲間内には“重体説”も流れたという。「ちょっとしたことに、尾ひれが何重にもついて広がる噂話が好きな業界ですから無理もないところはありますが、生き死にに関することですから、安易に口にするわけにもいきませんでした」と打ち明けるのは、中堅真打ち。「退院しましたが、ずっと寝たきりだったので、足腰が弱っていると嘆いていたそうです。(馬風)師匠の好物は、鰻のかば焼きに鰆の粕漬なので、タイミングを見て退院祝いに駆けつけたいですね」関係者によれば、普段から馬風師匠は感染に注意し、仕事の移動はすべて車。健康を第一に、夫人の手作り料理を、腹八分を目安に食べていたという。「寄席の出演者は、若手の10代から大御所の80代までたくさんいます。馬風の感染が疑われた際も、楽屋で働く前座が感染したのがきっかけでした。着物を着せてもらったり濃厚接触もありますから、当初はうまく対策できていなかったようです。今は改善され、楽屋にいる時間が制限されたり、お茶も出さない、など万全です。実際、馬風師匠、白酒師匠以降、寄席での感染者は出ていませんからね」(演芸関係者)何はともあれ、無事退院を迎えた落語界の宝。早く高座復帰して、その闘病記をネタに爆笑をさらう日が楽しみだ。それが転んでもただではおきない芸人の姿である。〈取材・文/薮入うらら〉
2021年03月18日林家こん平さん「チャラーン!こん平でーす!」張りのある大声で、観客と掛け合う姿を覚えている人も多いハズ。『笑点』(日本テレビ系)に出演していた林家こん平さんが、昨年12月に他界した。77歳だった。二つ目のときから『笑点』以外のテレビ番組やラジオにも出演する人気者。底抜けに明るく元気なこん平さんだったが、その裏には苦労も。「弟子入りした初代・林家三平さんが54歳の若さで亡くなったのは、1980年のことでした。当時37歳だったこん平さんは、一門を取り仕切る総領弟子として三平さんのお弟子さんたちを引き受け、必死に林家一門を支えたのです。なじみの飲み屋さんに行けば、ほかのお客が帰るまで必ず最後まで居残って、一生懸命に楽しませる気遣いの人。豪快に見えるけど、実際は繊細なんです。一門を支えるプレッシャーはそうとうなものだったはず。大好きなお酒を飲みすぎて、お店に迷惑をかけてしまうこともあったようです」(落語関係者)長年にわたってお茶の間に笑いを届けてきたこん平さんは、2005年に難病の多発性硬化症であることを公表。2006年に『笑点』を降板し、病気と闘ってきた。「近年では家族やお弟子さんの懸命なサポートを受けて、細々とですが活動を続けていました。出演するイベントにお孫さんがいらっしゃることも。お孫さんと接するときは満面の笑みで“落語家になってほしい”と話すこともありました」(スポーツ紙記者)■“後継者”と目された孫は今病気を患うなか、孫の成長が心からの楽しみだった。過去の雑誌インタビューでは《孫は可愛い。一緒にいると、どんなときよりも楽しい》と話していたこん平さん。こんな思いも抱えていた。「こん平師匠には3人の娘さんと息子さんも1人いますが、落語家にはならなかった。だからこそ、孫のひとりが“落語家になりたい”と話したときは、そりゃあ師匠は大喜びで。孫のために芸名も用意していたぐらいなんです。地元・新潟のお米のPRもしていましたから、それに掛けて“林家新米”ってね」(前出・落語関係者)ただ、孫がデビューしたという話は聞こえてこない。今はせっせと稽古に励んでいるのかと思いきや……。「2016年の大学入学時に落語研究会に入り、2020年の卒業と同時に入門してデビューを目指す予定だったんです。ただ、その落研も半年間でやめてしまったそうで、今はバンド活動をしているんだとか。続けていれば、こん平の名前も継げたんだけど……。こん平師匠の孫ってことで周囲も厳しかったようだから、つらかったんだろうね」(同・前)ガッカリしたかもしれないけど、可愛い孫が選んだ道を天国からニッコリ笑顔で見守っているに違いない。
2021年01月06日2020年12月27日放送のバラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)で、同月17日に誤嚥(ごえん)性肺炎で亡くなった落語家の林家こん平さんを追悼する映像とメッセージが放送されました。1966~2004年にかけて、『笑点』に出演し、「ちゃら~ん!」と叫ぶ一発ギャグが番組内の名物にもなっていた、こん平さん。同月27日放送の『笑点』では、在りし日のこん平さんの姿を映像とともに振り返り、最後にはテロップでこんな追悼メッセージも流れました。こん平師匠、たくさんの笑いをありがとうございました笑点ーより引用追悼映像が流れることが事前に告知されていなかったためか、視聴者の反響は大きく、「ありがとうございます」「特別番組として、今回とはまた別で放送してほしい」など、さまざまなコメントが寄せられています。・こん平師匠の追悼映像が出たのは意外でした!ちょっと男泣きしてしまいました。・改めてこん平さんのご冥福をお祈りいたします。・こん平さんの追悼番組を用意してほしい。『笑点』出演時、明るいキャラクターで多くの視聴者に笑顔を届けてくれた、こん平さん。改めて、その功績と人気の高さがうかがえますね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月27日落語家の林家こん平さんが亡くなっていたと12月21日に発表された。享年77。各メディアによると、死因は誤嚥性肺炎だという。人気番組「笑点」(日本テレビ系)のレギュラーを40年近くも務めたこん平さん。「1、2、3、チャラ~ン!」という掛け声で世代を問わず人気を博した。しかし04年5月頃にのどの異常を訴えて休養となり、同年9月に「笑点」を休演。そして、05年7月に難病の「多発性硬化症」であることを公表した。多発性硬化症とは脳や脊髄などに病変が起こり、手足が麻痺する原因不明の難病。それだけでなく、こん平さんには落語家の命である声にも障害が出てしまった。そんなこん平さんの闘病生活を支えたのは、次女の咲さんだ。咲さんは本誌07年12月25日号で、その苦悩を明かしている。「大変だったのは、父に、『自分は病気だ』とわからせることでした。仕事一途で、責任感の強い父は、大学病院に入院中も、かすれた声で『仕事に行くんだ』と言って、していた点滴を『こんなものしてる場合じゃないんだ!』と、外そうとしたくらいですから」さらに同号では、こん平さんの葛藤ぶりも伝えている。「配慮が裏目に出たこともありました。回復が早まればいいなと思って、日曜日の夕方には『笑点』を見せるようにしたんです。でも、大喜利が始まると物思いにふけるように横になっていました。自分が出られなくなった番組を見るのはつらかったんでしょうね……」大好きな「笑点」を直視できなかったこん平さんだが、その心の糧はやはり落語だった。“父を落語家として復帰させたい”という気持ちから、咲さんは14年8月から都電一両を貸し切って行う「都電落語会」を毎月開催。スタートからちょうど一年となる15年8月、本誌にこう語っている。「父は、毎回お客様にひと言、ふた言ご挨拶したあと『1、2、3チャラ~ン』と都電の出発と落語会開催の合図をしますが、1回目の落語会を境に、父の病状は劇的に回復したんです。トイレにも自分で行けるようになったし、要介護度も4から3になりました。やはり、自分が出るべき舞台ができたことで『もう一度芸人として頑張ってみよう』という気持ちになれたんだと思います。実際、舞台に登場した瞬間、父は、病人から芸人になりますからね」晩年、高座に上がることは叶わなかったが、イベントに登壇するなどして落語に携わっていたこん平さん。16年以上にもわたる闘病生活を終え、いまは天国で大好きな落語を楽しんでいることだろう。
2020年12月22日2020年12月21日、落語家の林家こん平さんが誤嚥性肺炎で亡くなったことが分かりました。サンケイスポーツによると、林家さんは同月17日に誤嚥性肺炎で亡くなり、19日に家族葬を済ませたとのこと。演芸バラエティ番組『笑点』(日本テレビ系)に出演し、一発ギャグが人気を呼んだ林家さん。2004年からは多発性硬化症を患い、闘病をしていたといいます。新潟県の米どころ出身のこん平さんは中学卒業後、故林家三平師匠の東京・根岸の自宅に押しかけ入門。日本テレビ系「笑点」に出演して人気者となり、「1、2、3、チャラーン」のギャグで一世を風靡(ふうび)した。2004年ごろから難病の多発性硬化症を患いリハビリを続けてきた。こん平さんは、中学卒業後、芸で身をたてようと米1俵を担いで上京。ラジオで聞いて好きになった三平のもとに押しかけた。「笑点」に出演しボケ役を務めたことをきっかけに、「こん平」の名は世に広まり、一躍人気者になった。サンケイスポーツーより引用ネット上では、訃報にお悔みの声が相次ぎました。・笑点のオレンジ担当といえば、私の中で、こん平師匠です。ご冥福をお祈りします。・長い間お疲れ様でした。もう「チャラーン」が聞けないと思うとさびしいです。・笑っているお姿しか浮かばないな。ただただ、悲しいです。・天国でも、5代目圓楽師匠や歌丸師匠と大喜利をしてほしいな。お茶の間にたくさんの笑いを届けてくれた林家さん。あの明るい笑顔を、多くの人がずっと忘れないでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。[文・構成/grape編集部]
2020年12月21日「ほかの噺家さんと違ってね、僕には『生まれてくることは普通じゃない』っていう、無常感がずっとあるんです」37年、東京・日本橋に4人きょうだいの長男として生まれた林家木久扇さん(82)。小学校1年のとき東京大空襲を体験して以降、森永乳業の社員、漫画家デビュー、とさまざまな職を経験したが、根底にあったのは『生きてて得した』という気持ちだったという。そして、落語家としてデビューして60周年の今年。いまや『笑点』メンバー最年長となった木久扇さんに、今までの道のりを語ってもらった。「漫画家に戻ろうと思えば戻れたんですけど。でも、お客を笑わせる快感を覚えてしまってましたからね……」三代目桂三木助師匠のもとに入門し、わずか5カ月で、三木助ががんで急逝。新しい師匠・八代目林家正蔵は、三木助の「木」と、自身の名から「蔵」の字を入れた名前を授けてくれた。こうして61年3月、「林家木久蔵」が誕生。同月には、新宿末廣亭で正式に初高座も踏んだ。「ところが、出番直前に先輩が『短くな!』って言うんです。持ち時間が短縮されちゃった。困っちゃいましてね。当時、森山加代子の『月影のナポリ』って歌が大流行していて、僕もよく口ずさんでた。それで思い切って、その歌を2番まで、高座で歌ったんです」前座が初高座でいったい、どんな落語を披露するのやら……興味津々だった楽屋の先輩たちはあぜん。散々、小言もちょうだいした。すっかり落ち込んでいたところに、助け舟を出してくれたのが三遊亭全生、のちの五代目三遊亭圓楽だった。「みんなが怖い顔してるなか、1人だけゲラゲラ笑ってくれて。寄席で顔を合わせるたびに『今日の高座は、何歌うんだい?ガハハハ』って(笑)。それがね、のちに『笑点』であんなに長くお付き合いするようになるんですからね、不思議な縁ですよね」65年、二つ目に昇進。「青春楽屋石田三成」を自任する気配りで、多くの師匠から目をかけられるようになっていく。彼の楽屋働きを注視していたのが七代目立川談志だった。談志は「木久蔵は気が利く、俺が湯に行くってえと、ひげそりまで用意してくれる」と言って、褒めていたという。その談志が自ら企画し、司会をつとめていたのが、66年から放送が始まった『笑点』。彼は、まだ二つ目だった木久扇さんをたびたび「若手大喜利」に起用した。そして69年。司会を降り衆院選に打って出た談志と入れ替わるようにして、木久扇さんは『笑点』の大喜利メンバーに抜擢された。「いざ、『笑点』のメンバーに入ってみると、(桂)歌丸さんは『ハゲ』、(四代目三遊亭)小圓遊さんは『キザな若旦那』、圓楽さんは『星の王子さま』と、皆さんキャラが確立してる。僕なんか、まるで大きなデパートが立ち並ぶ通りの隙間に、小さなコンビニが開業したようなもの。悩みましたよ。収録終わりにプロデューサーから呼ばれて『木久ちゃん、どうにも面白くないな』って注意もされました。やばい、このままだといずれクビ、そう思ってました」同じころ、NHKで始まったのが高橋英樹主演の『鞍馬天狗』。木久扇さんは、これに目を付けた。「僕は『天狗の木久ちゃん』でいこうと決めて、大喜利の答えのなかに、天狗のおじちゃんを慕う角兵衛獅子の『杉作』の名をやたらと盛り込んだり、『杉作、日本の夜明けは近い』という大佛次郎さんの原作にもないフレーズを創作したりしたんです」アイデアはものの見事に的中。鞍馬天狗役でCM出演を果たし、ほかの番組からも「天狗の木久ちゃん」へのオファーが殺到した。そして73年、35歳で真打に昇進。82歳になった今、落語についてこう話す。「僕の作る落語はドキュメンタリー。高座でそんな数々の失敗談を話せば、お客さんも喜んでくれる。誰も傷つけない話題ですから、どんどん話して、自分も一緒になって笑うんです。古典落語が好きだからとか、日本の伝統芸能を守りたいとか、そんな気持ちは全然ないんですよ。『え、これ、いただいていいんですか?嬉しい!』って、そんな気持ちでずーっと60年、きちゃった(笑)」『生まれてくることは普通じゃない』、『生きてて得した』。そんな思いのもと、近年は本の執筆にYouTuberデビューなど活動の幅を広げる木久扇さん。これからも、落語はもちろん、さまざまなアイデアで人々を笑わせてくれるだろう。「女性自身」2020年8月18・25日合併号 掲載
2020年08月14日子ども用マスクは数が少なく割高。足りない子たちのために、林家たい平が立ち上がった!ミシンでマスク製作スタート。まずは3日で50枚。いまや100枚以上!「『笑点』の大喜利も、とうとう先日17日の放送からリモート出演になりました。楽屋も、ずっと一緒でワイワイやってたんですが、多くの出演者がおじいちゃんばかりだから(笑)、感染には余計に気をつけなくちゃいけなくて、今は個室に。僕自身、落語会やテレビなどの収録も、のきなみキャンセルです。とはいえ、世界中が耐えているときですからね。僕もステイホームの生活のなかで、自分なりに何かできることはないかと考えたとき、マスクだったんです」“アベノマスク”も届かない、ドラッグストアなどでも相変わらずの品薄状態など、日本中がコロナ禍でのマスク不足に困窮するなか、落語家の林家たい平(55)が手作りする子ども用マスク、その名も“タイヘーマスクJr.”が、各地に笑顔を巻き起こしている。そもそものきっかけは、日常の光景にあったという。「街を歩いていて、大人はマスクをしているのに、子どもがしていないことが多いのに気付いたんです。調べたら、子ども用マスクは絶対数が少ないうえに割高だったり。だったら、自分で作って配ろうと。実は僕、仕立屋の息子なんです。両親が『たじか洋服店』というテーラーをやってました。幼いときからミシンは遊び道具で、端切れをもらっては、見よう見まねで小物を縫ったりしていたんです。親父が生きていたら、母親が元気だったら、きっと、同じことをしただろうなと思って」反響は、想像以上だった。「石巻の知り合いなどからは、マスクをした親子の写真入りでお礼状が届いたり。あと、85歳になる母は秩父の介護施設に入っていますが、やはりコロナ騒動で、会えない状態が続いています。入所者やスタッフの方たちに、せめてもの感謝と応援の気持ちでマスクをお送りしたら、とても喜んでいただけました。亡くなった父は、きっと天国で『さすがオレの息子だ』と喜んでくれているんじゃないですかね」長い自粛生活は、人気落語家であるたい平さん自身の日常にも、大きな変化をもたらした。4月21日に、“天下たい平チャンネル”としてユーチューバー・デビューを果たしたのも、その一つ。「僕自身、家の中に閉じこもっていて、うつうつとするなかで、改めて笑いの大切さを知りました。家族と話をするなかで、ユーチューブなら、ときには落語も配信できるんじゃないかと。これまでは子どもたちも父親の仕事には立ち入りませんでしたが、動画配信となると僕にはできないことのほうが多くてね。そんなとき高3の次男が手伝ってくれたり、大学生の娘がアイデアを出してくれたり。いつか、家族が一つにまとまっていました」タイヘーマスクは、今も時間を見つけては作り続けている。「ミシンを何度も修理しながら、頑張ってます。少しずつ腕前も上がってきていて、当初は1枚の手ぬぐいから4枚だったのが、今では5枚作れるようになりました。それに、こんなに長く家族と一緒にいることって、ないじゃない。いつか平穏な日々に戻ったとき、いろんな家族の思い出とともにふり返られるならうれしいですね」「女性自身」2020年6月2日号 掲載
2020年05月22日「音楽活動の次は落語ですからね。周囲にいる人たちでも次に彼が何をやるのか、やりたいのか想像がつかないようです。スタッフたちも『大変なんですよ~』と口では言っていますが、表情はどこか楽しそうなんですよね。それだけ、彼との仕事が充実しているのでしょう」(芸能事務所関係者)とんねるずの木梨憲武(57)が2月15日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ『土曜朝6時木梨の会。』で林家正蔵(57)に落語家の弟子入りを志願したとして話題になった。「『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が終了してもうすぐ2年。テレビのレギュラー番組はゼロなのに、不思議と今のほうが逆に活躍しているイメージです。理由はどんどん枠にとらわれなくなってきているからでしょう。画家として全国で個展を開いたり、歌手として音楽活動に励んだりしていますからね。ギャラもコンビ時代に比べて格安に設定しているので、オファーは引っ切りなしのようです」(テレビ局関係者)そんな木梨がもっとも力を入れているのが、18年7月から全国を巡回している『木梨憲武展』だという。「個展初日は必ず奥さんの安田成美さん(53)も駆けつけていて、絵の配置などもすべて任せているそうです。彼女も『彼の絵が倉庫で場所を取るから、早くなんとかしてほしい』と笑いながらぼやくこともあるそうですが、夫の活動には協力的のようですね」(広告代理店関係者)今年で結成40周年を迎える『とんねるず』だが、コンビとしての活動は特番の『夢対決とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)のみ。「この番組だけは、コンビで続けていくつもりのようです。『とんねるず』だから出演するというスポーツ選手も多いですし、何より2人が共通して好きなのがスポーツですからね。お互い干渉せずに、自分たちが楽しいと思うことだけやろうと決めているようですよ」(バラエティスタッフ)結成40年でも変わらない姿勢は、さすが『とんねるず』と言われそうだ。
2020年02月25日2008年のスタートから数えて12回目となる「大名古屋らくご祭2019」が、12月19日(木)から開催される。3会場5日間9公演と過去最大規模となる今回は、江戸・上方の大御所から若手まで総勢27名の噺家が登場。日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、中電ホール、御園座と雰囲気の異なる3つの空間で、至極の話芸を心ゆくまで味わいたい。プログラムは以下のとおり。12月19日(木)19:00「食うねるところ住むところ」出演:春風亭昇太、柳家喬太郎、三遊亭白鳥、林家彦いち会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール※チケットは完売12月20日(金)14:30/18:30「師走らくご1」出演:林家木久扇、桂文枝、林家正蔵、柳家花緑、桃月庵白酒会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール12月21日(土)13:00/17:00「土曜は爆笑競演会」13:00出演:桂雀々、立川生志、柳亭小痴楽、春風亭昇也、玉川太福(浪曲)17:00出演:桂雀々、立川生志、立川吉笑、桂宮治、玉川太福(浪曲)会場:中電ホール12月22日(日)13:30/17:30「師走らくご2」13:30出演:三遊亭好楽、桂文珍、柳亭市馬、林家たい平、三遊亭兼好※チケットは完売17:30出演:三遊亭好楽、桂文珍、柳亭市馬、林家たい平、三遊亭萬橘会場:御園座12月23日(月)13:30/17:30「令和元年年忘れ落語」出演:三遊亭小遊三、三遊亭円楽、桂米團治、立川志の輔、立川談春会場:御園座※チケットは完売
2019年12月19日新作落語のカリスマ、三遊亭円丈の「実験落語neo」第16弾が上演に。円丈の薫陶を受けてきた林家彦いちが出演し円丈と共に高座を務めるほか、彦いち曰く「カタルシスの塊」な円丈の名作『グリコ少年』の1980年のお宝映像も上映、円丈と彦いちによる振り返りトークを行う。【チケット情報はこちら】「円丈師匠は僕にとって、20代の不安な時期に判子を押してくれ、創作落語の指針となってくれた方です」と彦いちは言う。「初めてきちんとお話ししたのは、ネタ合評会の時。僕は『横隔膜万歳』というネタを考えたのですが、他の師匠が物語の運び方などを助言くださる中、円丈師匠は『君、横隔膜、外したいの?』『外したいならやったほうが良いよ』と。で、落語協会の2階で外す練習をしたんです。『3回撫でてみよう』『右回りだよ』なんてやっていたら、入ろうとした事務員さんがそっと扉を締めるのが見えて(笑)。僕が横隔膜の左のほうに手を当てて『うっ』と言ったところ『それでいいんだよ!』。外れた、という落語ができました」彦いちが、主人公が轢き逃げに夢中になるというブラックな噺『最終宣告』を作った折には、円丈から喫茶店に呼ばれたという。「『そういう感覚を大事にしなさい』と言われ、以後、作るネタは全部聴いてくださいました。否定されたことは一度もありません。突然、長い手紙をいただいたこともありますね。”君と僕は友達だ”で始まり、宇宙の話で終わっていました。それは宇宙であり君である、と。嬉しかったですね。どうご恩返しできるか考えていたら『僕ではなく後輩にしてあげて』と。この世界で一番大事なことを教わりました」円丈による新作落語の実験会「応用落語」「第二次実験落語」「落語ジャンクション」に参加してきた彦いち。彼が三遊亭白鳥、春風亭昇太、柳家喬太郎と結成した話芸集団SWAもその延長線上に生まれたものだ。新作落語のパイオニアである円丈を、彦いちは砂漠にラスベガスを作ったベンジャミン・シーゲルのあだ名にちなんで「一人バグジー」と呼ぶ。「師匠は、何もない荒野を切り開いた方。その下に水脈はあったにしても、それまでの創作落語とは一線を画すものを生み出し、落語というものに自由をもたらしたんです。第一次実験落語の頃は、客席の後ろから落語をしたり、懐からザリガニを出して噺に登場させたり、お客を川の両端に座らせて弟子のらん丈兄さんに川を流れながら落語をやらせたり、色々な実験をなさったそうです」今年は彦いちにとって、芸歴30年、50歳の節目。「後戻りはできないですよね。今、(若手噺家がエントリーして創作落語のネタおろしをする企画)『しゃべっちゃいなよ』を隔月でやっているのですが、苦しいけれど毎回、自分もネタおろししています。円丈師匠は戦っている背中を僕に沢山見せてくれた。僕もそれを受け継いでいきたいですね」『実験落語neo~あの頃のシブヤ炎上~』は12/20(金)CBGKシブゲキ!!にて。当日券は17:50より劇場前で先着順販売予定。取材・文:高橋彩子
2019年12月17日エドウイン(EDWIN)のコンセプトストア1号店「エドウイン トウキョウ ハラジュク」が、漫談家・林家ぺーとコラボレーションした限定アイテムを、2019年11月29日(金)に発売する。2016年11月29日に誕生した「エドウイン トウキョウ ハラジュク」は、今年で3周年を迎えることを記念して、オープン日と同日の誕生日を持つ林家ぺーとコラボレーションを実現。限定アイテムのキーカラーとなるのは、もちろん林家ぺーのイメージカラーである“ピンク”だ。メインプロダクトとなるデニムのセットアップは、オールピンクで染め上げたアイキャッチな仕上がり。70年代と80年代の、ムードの異なる2つのシルエットで展開される。また林家ペー・パー子が長年撮り集めたアーカイブ写真をブランドがアレンジした、プリントTシャツも登場。写真とイラストを組み合わせた、ユニークな表情に仕上がっている。なお3周年を迎える11月29日(金)には、一般の人も参加可能なローンチイベントを開催。店内をピンクで装飾した店内には、当日林家ペー・パー子も訪れ、ライブ漫談やフォトセッションなどの実施を予定している。【詳細】エドウィン×林家ぺー発売日:2019年11月29日(金)取扱:エドウイン トウキョウ ハラジュクアイテム例:・3周年限定 70’s JACKET 14,000円+税・3周年限定 70’s FLARE 10.000円+税・3周年限定 80’s JACKET 16,000円+税・3周年限定 80’s JEANS 12,000円+税・3周年限定 林家ぺープリント Tシャツ 5,000円+税※サイズは全てXS,S,M,Lを用意■ローンチイベント「EDWIN TOKYO HARAJUKU 3RD ANNIVERSARY PARTY」日時:2019年11月29日(金)18:00〜21:00場所:エドウイン トウキョウ ハラジュク住所:東京都渋谷区神宮前3-18-23)【問い合わせ】エドウイン トウキョウ ハラジュクTEL:03-6447-0330
2019年11月29日「嵐」チームとゲストチームが体感型ゲームで対戦するフジテレビ系「VS嵐」。11月28日(木)今夜放送回は、廣瀬俊朗ら「チームラグビー」が嵐チームと対戦。嵐のメンバーは成田凌、黒島結菜ら映画『カツベン!』キャストをプラスワンゲストに加えて迎え撃つ。今回、「チームラグビー」として参加するのは、元ラグビー日本代表で現在は俳優としても活動する廣瀬俊朗をはじめ、おなじく元日本代表でプロとしても活躍した齊藤祐也。明治大学、トヨタ自動車でラグビー選手を続け、俳優へと転身した佳久創。9代目林家正蔵の長男にして中高とラグビー経験のある林家たま平。高校時代にラグビー経験のある中川家。全国高校ラグビー大会の番組キャスターを4年連続で担当してきた小島瑠璃子。廣瀬さん、齊藤さん、佳久さん、たま平さんはこの夏ドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演したことで注目を集めたのも記憶に新しい。対する嵐チームにプラスワンゲストとして参加するのは、一大ブームを巻き起こした「逃げるは恥だが役に立つ」や「人は見た目が100パーセント」、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」などのドラマで注目され『スマホを落としただけなのに』と『ビブリア古書堂の事件手帖』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞も果たした成田さん。大河ドラマ「花燃ゆ」や「時をかける少女」で注目を集めると、『サクラダリセット』のヒロイン役や『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』では主演と一躍人気若手女優に仲間入り。『十二人の死にたい子どもたち』や放送中の「死役所」などその後も着実に実績を重ね続ける黒島さんの2人。「ピンボールランナー」では今回、落ちてくるボールがラグビーボールの形に。また「クリフクライム」での佳久さんのプレイにも注目だ。今回のプラスワンゲスト、成田さんと黒島さんが出演する映画『カツベン!』は周防正行監督の5年ぶりオリジナル最新作にして成田さんの映画初主演作。サイレント映画の時代に、楽士の奏でる音楽と共に、独自の“しゃべり”で観客を映画に引き込む「活動弁士」(通称:活弁)に憧れる若者を描く。映画『カツベン!』は12月13日(金)より全国にて公開。「VS嵐」は11月28日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年11月28日柳家喬太郎が11月1日(金)から東京・下北沢のザ・スズナリで落語会を行う。『ザ・きょんスズ』と題した同劇場での落語会はこれが初めてではなく、2013年には4日間計5ステージにわたって開催されて話題を呼んだが、落語家生活30周年を記念する今回は、そのスケールに驚かされる。じつに30日間30ステージにわたって30席の異なる演目を披露し、春風亭昇太、千葉雅子らゲストが日替りで駆け付け、歴史的イベントを盛り上げる。『柳家喬太郎 落語家生活30周年記念落語会 ザ・きょんスズ30』は、ザ・スズナリにて11月1日(金)から30日(土)まで。喬太郎の演目と日替りゲストは下記のとおり。11/119:00『井戸の茶碗』他柳亭左龍 柳家喬之助11/214:00『ぺたりこん』他三遊亭圓丈11/219:00『おせつ徳三郎』他三遊亭歌武蔵11/314:00『午後の保健室』他柳家喬志郎 柳家小傳次 柳家さん助11/414:00『心眼』他桂文三11/519:00『赤いへや』他橘家文蔵 柳家小せん11/6休演日11/719:00『ハワイの雪』他柳亭市馬11/819:00『文七元結』他玉川奈々福11/914:00『双蝶々』他三増紋之助11/919:00『路地裏の伝説』他林家たい平11/1014:00『死神』他笑福亭松喬11/11休演日11/1219:00『錦木検校』他柳家小平太柳家小志ん11/1314:00『按摩の炬燵』他柳家権太楼11/1419:00『ハンバーグができるまで』他春風亭昇太11/1519:00『棄て犬』他神田愛山11/1614:00『錦の舞衣』ダーク広和11/1619:00『本当は怖い松竹梅』他三遊亭兼好11/1714:00『鬼背参り』他一龍斎貞橘一龍斎貞寿11/18休演日11/1919:00『熱海土産温泉利書』ゲスト無し11/2014:00『母恋いくらげ』他林家正蔵11/2119:00『秘密のレッスン』他入船亭扇辰林家彦いち11/2219:00『純情日記横浜篇』他林家正楽11/2314:00『宮戸川』他神田茜11/2319:00『結石移動症』他三遊亭白鳥金原亭馬遊11/2414:00『八月下旬』他柳家小満ん11/25休演日11/2619:00『うどんや』他柳家花緑11/2714:00『マイノリ』他千葉雅子11/2819:00古典ネタ下ろし他林家二楽11/2919:00『歌う井戸の茶碗』他寒空はだか11/3014:00『道灌』他柳家さん喬
2019年10月30日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。その8月8日(木)今夜放送回のゲストに、「ノーサイド・ゲーム」から眞栄田郷敦と林家たま平、佳久創、村田琳がゲスト出演。さらに「関ジャニ∞」横山裕と「Aぇ!group」も登場する。千葉真一を父に、新田真剣佑を兄に持ち、先日公開された「MONGOL800」の同名楽曲をベースにした映画『小さな恋のうた』への出演で注目を集める眞栄田さん。9代目林家正蔵を父に持ち、海老名美どり、峰竜太らが親族にいる落語界の名門一族に生まれたたま平さん。さらに元ラグビー選手で俳優へと転身、野球選手を父に持つ佳久創、参議院議員の蓮舫を母に持ち「ノーサイド・ゲーム」でデビューを飾った村田琳も出演。今回は眞栄田さん、たま平さん、佳久さんに村田さんと“二世俳優”たちが華麗なる名家の掟を大公開する。アクションスターとして日本のみならず世界中で愛される眞栄田さんの父・千葉さんの衝撃トレーニング法にも注目。また「関ジャニ∞」の横山さんは自身がプロデュースする関西ジャニーズJr.の「Aぇ!group」をプレゼンするべく登場。「Aぇ!group」メンバーたちの個性溢れるキャラはジャニーズの大先輩である櫻井さんや、バラエティの大先輩である有吉さんらに刺さるのか?こちらもお楽しみに。眞栄田さん、たま平さん、佳久さん、村田さんらが出演する「ノーサイド・ゲーム」は、池井戸潤書き下ろしの同名新作小説を大泉洋主演でドラマ化した作品。大泉さん演じる主人公・君嶋隼人の妻・真希に松たか子、君嶋の“天敵”滝川桂一郎に上川隆也、さらに笹本玲奈、大谷亮平、西郷輝彦らも共演。ラグビー経験者のたま平さんはじめ佳久さんや、ラグビー日本代表選手らも多数出演。迫力とリアリティあるラグビーシーンも魅力だ。横山さんプロデュースの「Aぇ!group」は現在「ISLAND TV」で動画配信を行うなど精力的に活動中。8日(木)本日行なわれる「ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~」も生配信される。「櫻井・有吉THE夜会」は8月8日(木)今夜22時~TBS系で放送。(笠緒)
2019年08月08日東山紀之、松岡昌宏、知念侑李らが出演する「スペシャルドラマ 必殺仕事人 2019」の追加キャストが決定。西田敏行が大悪党を演じるほか、伊藤健太郎、飯豊まりえらの出演も明らかになった。“必殺”シリーズ初登場となる西田さんが演じるのは、東山さん、松岡さん、知念さん、和久井映見、遠藤憲一ら、“仕事人”の敵となる、血も涙もない大悪党・上総屋清右ヱ門。貧しくてもけなげに生きる働き者の弥吉に近づく善人の顔と、悪巧みに利用するため裏で巧妙な罠を仕掛ける狡猾で獰猛な素顔、その二面性を映す。そして、清右ヱ門に立ち向かうのは、東山さん演じる小五郎。2人の直接対決に注目だ。「『“必殺”に出られるんだ!』って、女房に自慢しました」と嬉々として語る西田さんは、今回の出演に関して「こういう時代劇の現場に来ると、ふるさとに帰ったような、原点回帰したような気がします」「悪役ができるというのは、僕にとって最高に嬉しいことです。今回も思いきりやれたと思います。だいぶいろんな人を泣かせましたよ(笑)」とコメント。東山さんとは今回が初共演。印象については「テレビやバラエティーを拝見していても、東山さんのスタイルがきちっと確立されていて、ブレないですよね。そして凛々しい!素晴らしいアクターであるとともに、素晴らしいエンターテイナー。まだまだいろいろなことを学びたいと思わせてくれる、数少ない後輩の一人」と言い、そんな東山さんに斬られた感想を聞くと、「優しく斬っていただいたので、清右ヱ門は痛みも感じず昇天できたのではないでしょうか(笑)。人が斬られて殺される現場で笑いが起きるって珍しいことだと思うんですが…笑わせてしまったみたいです、僕。ごめんなさい(笑)」と撮影エピソードを明かしている。一方、東山さんは西田さんとの共演について「今回、ドラマで初共演させていただけると聞いた時は、『西田さんが出てくださるの?やったー!!』と思いましたね。すぐ松岡(昌宏)に『西田さんが出てくれるらしいよ』って言いました。そしたら松岡も『マジで!』みたいな…、50を過ぎたおじさんとは思えないようなリアクションをしてしまいました(笑)」と喜び、「目と目を合わせてお芝居させていただくのがかねてからの望みでもありましたので、本当に嬉しかったです」とコメントしている。さらに、物語の中で重要な役柄を担う伊藤健太郎と飯豊まりえの出演も決定。『ういらぶ。』『惡の華』「今日から俺は!!」などに出演する伊藤さんは、純真で欲がなく、ひたすらマジメに働く弥吉役。「パパ活」「花のち晴れ~花男 Next Season~」で話題を集め、秋には初舞台に挑戦する飯豊さんは、弥吉との結婚を夢見る気立てのいい娘・おたね役で出演する。貧しくとも毎日を懸命に生きる弥吉の商才を利用しようと近づいてくる悪人たち。罠にはめられ、幸せな日々が一転する…。ほかにも、本作には袴田吉彦、河相我聞、山下容莉枝、松井玲奈、林家正蔵、近藤芳正などがゲスト出演する。「スペシャルドラマ 必殺仕事人 2019」は3月10日(日)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2019年02月17日叶姉妹と林家ペー&パー子夫妻普段感じていること、あるいは口には出せないホンネ、はたまた口が裂けても言えない秘密。──匿名という条件のもとに、ぜんぶ白日の下にさらけ出します! 女性のセキララなホンネを、いろんな角度からアナリティクス(分析)! 数字はウソをつきませんよ♪■完全に嘘!からありえそうな犯罪まで。心に引っかかる芸能界のウワサたちスポットライトの光が強いほど、できる影は濃くなる。——華やかな芸能界の舞台裏には、深い闇や秘密が……というのは、もはや一般的な認識ですよね。真偽はともかくとして、いろんなウワサは、ちまたでも耳にします。というわけで今回は、20〜30代の女性たち200人が耳にした芸能界の気になるウワサをアンケート調査してみました!(協力:アイリサーチ)まずは、まゆつばモノの都市伝説系のウワサからどうぞ。「黒柳徹子の頭の中に飴が入っている」(27歳・東京都)「木村拓哉は時間を移動できる」(22歳・鳥取県)「ジャニーズ事務所のタレントさん専属のソープ嬢がいる」(26歳・宮城県)「長渕剛さんの家には、夏休みになると毎日彼のようになりたいギター弾きが家の前にたくさん現れて毎日弾き語りをしている」(35歳・兵庫県)「叶姉妹は不老不死」(31歳・神奈川県)まともに考えると現実性がないものばかりですが、「芸能人ならもしかして……」と勘ぐってしまう話があるところに、芸能界は別世界であると感じますよね。さて、お次はその深淵に迫るようなウワサたち。「能年玲奈の洗脳説。いきなり仕事が激減したのが気になる」(24歳・千葉県)「ジャニーズの不埒(ふらち)。 TOKIOの山口達也の一件がショックで検索してみたら山のように出てきた」(30歳・福岡県)「広末涼子は枕営業で人気になったという噂」(23歳・大阪府)「新田真剣佑に子供がいるのかどうか」(32歳・静岡県)枕営業や隠し子、さらに薬物に関する話なども、まことしやかに囁かれ続けるウワサです。実際に事実が発覚して大騒ぎになったりしますが、逆に根も葉もないウワサを立てられることがあるのが芸能界の怖いところ。■テッパンの芸能界のウワサ、恋と整形についても続々!ところで、色恋にまつわるウワサ話も、これまた枚挙にいとまがありませんよね。いろいろと出てきましたよ!「夏目三久と有吉弘行が付き合っていた」(39歳・香川県)「大谷翔平さんと畠山愛理さんがお付き合いしているかもしれない。見目麗しいので気になっています」(31歳・岡山県)「井上真央と松本潤」(34歳・福岡県)「林家ペー・パー子は離婚してる」(35歳・宮城県)具体的な名前が出てくるところが、この手のウワサの特徴かもしれません。美男美女が集まる芸能界ですから、そりゃあ表沙汰にならない恋や秘密の関係のひとつやふたつはあって当たり前ですもんね。一方、“気づきやすい”ところでいうと、やはり見た目に関するものです。「石原さとみさんや、新垣結衣さんなど、人気女優さん達の整形疑惑。 きれいな顔だなぁと思っていても、実は自分の思っている顔とは全然違う顔だったり後々に崩れだしてくるとすごいショックを受けそうです。まぁ、表舞台に立って活躍するためには仕方のないことかもしれませんが……。本当に根っからの美人と、整形による美人の見分けが 付かなくなるのが怖いです」(23歳・滋賀県)「中居正広は植毛だ」(29歳・千葉県)「福山雅治がヅラかどうか。木村拓哉ヅラ疑惑。イケメンがヅラか地毛かで、勇気をもらえるから」(23歳・大阪府)見た目が人気を大いに左右する商売ですから、多少なりともやっている芸能人もいる……かも?なかには「芸能人のほとんどは整形している」(39歳・兵庫県)なんて極端な意見もあるくらいですからね。いずれのウワサも根も葉もないものだとしたら、当の本人たちにしてみればいい迷惑でしょう。しかし、ウワサされるうちが花なのが、これまた芸能界。これからも旬の人たちに、ヘンなウワサがタケノコのように現れ、消えていくことでしょう。<文 / 雛菊あんじ>
2018年09月02日「撮影を重ねるごとに、共演者の間に自然とあうんの呼吸ができて、信頼感が生まれてきます。同じメンバーでシリーズ作品を撮ることの醍醐味のひとつですね」 中嶋朋子(46)が出演する、山田洋次監督の映画『家族はつらいよ』シリーズ。最新作でも、「現代の家族を喜劇で描くなら、このメンバーが最高のアンサンブル」と監督に言わしめた8人がそろった。 シリーズ第3弾『妻よ薔薇のように家族はつらいよIII』(5月25日より全国公開)でも、おなじみの両親と娘たち3きょうだい、4組の夫婦の息が合った会話劇は健在だ。 「合間にたわいもないおしゃべりをするのも楽しみ。和気あいあいとした現場でした」(中嶋・以下同) 今回も勝ち気でしっかり者の長女・成子を演じた中嶋。頼りなさげな夫(林家正蔵)との息もピッタリだ。 「けんかしつつもうまくやっている夫婦です(笑)。税理士である成子はお金には非常にうるさいのですが、決して意地悪ではなく、家族のことをいちばん考えている人。何事にも一生懸命なんです」 今回は、成子の兄・幸之助(西村まさ彦)ら3世代が住む平田家で事件が。家事のすべてを担ってきた妻・史枝(夏川結衣)が、夫の気遣いのなさに怒り、家出してしまったのだ。残された家族はてんやわんやの大騒ぎに! 劇中、主婦の仕事にあまりにも無理解な兄を成子が厳しく叱責するシーンもある。 「家族って成長するにしたがい、形態が変わるものですけど、根っこの部分での“兄妹”関係は変わらないと思います」 今回の撮影で忘れられないせりふがあったという。 「今までは、西村さんを『兄さん』と呼んでいたのですが、今回は思わず『お兄ちゃん!』と呼ぶ場面があって。そうしたら監督が近づいて来られて、『さくら(『男はつらいよ』シリーズの倍賞千恵子)が何十回言ったことか……。きゅんとくるね』としみじみとおっしゃって。ああ私、今すごいせりふを言っているんだなあって、身が引き締まる思いがしました」 本作は、主婦への応援映画となっている。 「炊事、洗濯、掃除……主婦の仕事は切れ目がなくて、本当に忙しい。ぜひご主人や、恋人と一緒に見ていただきたいですね。主婦の大変さがわかると思うので(笑)」
2018年05月28日俳優の妻夫木聡が3月22日(木)、都内で行われた出演作『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』の完成披露試写会に出席し、「家事ですか?掃除は任せちゃうことが多いですけど、皿洗ったり、ごはんを作ったりしますよ」と結婚生活における家事の分担を語った。■待望のシリーズ第3弾では、不満爆発の史枝が家出!舞台挨拶には妻夫木さんをはじめ、橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、林家正蔵、蒼井優、そしてメガホンをとる山田洋次監督という、おなじみの『家族はつらいよ』チームが集結。本作では、夫・幸之助(西村さん)の心ない態度に、妻の史枝(夏川さん)が不満を爆発させ、家を飛び出してしまう。途端にパニックに陥る平田家の運命は?「このメンバーと仕事するのは『東京家族』も含めると4回目。こんなに長く何度も仕事をするとは思っていなかったが、すてきなアンサンブルができあがっているのは監督としてうれしいこと。以前から、西村・夏川夫婦に大きな問題があると思っていたので、そのためにも第3作を作れるんじゃないかと。夏川くんは大変だったが、結果として、主婦が抱える悩みや矛盾を描けた」(山田監督)。当の夏川さんも「台本を読んで『えっ?家出?』って(笑)。これは大変なことになったと思った」と驚きの展開をふり返り、「史枝は完ぺきなスーパー主婦だと改めて感じた。(労働量を)お金に換算したら、すごい給料がもらえそう」と主婦の苦労を語った。■平田家の一大事に、妻夫木聡&蒼井優の新米夫婦は?「これだけの時間を“家族”の皆さんとご一緒しているので、役が染みついていて、頭で深く考えず、感情をぶつけることができた」と語るのは、次男・庄太を演じる妻夫木さん。「デコボコな家族ですけど、改めて絆を感じ、うっかりホロっとさせられる」と作品をアピールした。また、庄太の妻・憲子役の蒼井さんは「こういう映画が日本にあってよかった!すばらしい先輩に囲まれて仕事できるのは、本当に幸せだなと」としみじみ。また、「平田家に馴染んできた」とも語り、「いきなり家で焼きそばを食べだしたり(笑)。こういうのも、シリーズものだからこそ」と語っていた。『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』は5月25日(金)から全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII 2018年5月25日より全国にて公開© 2018「妻よ薔薇のように家族はつらいよIII」製作委員会
2018年03月22日安倍首相「NHKが、バラエティー番組内の対談で、安倍総理にまったく忖度しない発言を編集で切り取ることなく放送したんですよ」放送記者が苦笑いでそう伝えてきたのは、3月11日に放送された演芸バラエティー番組『林家正蔵の演芸図鑑』でのひとこまだ。「あれを放送したのは、作り手側の確信犯ですよ。何気ない会話の中に、安倍総理に対していつまでやってんだ!って、挟み込まれているんですからね」このところ“襲名問題の渦中”にいる落語家の林家正蔵(55)が司会を務める番組で、番組内のコーナー「スペシャル対談」に人間国宝の落語家、柳家小三治(78)が登場した。「正蔵が、『これからの落語界ってどう危惧されていたり思われたりしていますか』と遠慮気味に切り出したら『(これからの落語家に)まかせるしかないですね。危惧は自分たちで感じること』と小三治が突き放したんです。さらに、あしたからすぐに落語が変わることはないことに言及した後、『(変わらないのは)今の政府とも同じなんじゃないの。総理大臣に言ってくれよ、いつまでやってんだって』といい放ったのです」と前出・放送記者が続ける。その瞬間、正蔵の表情は引きつり「落語の番組なんで、政治の番組じゃないんで」というのがやっと。正蔵に対して小三治は「あ、そう」と応じて苦笑して見せたという。「あの発言といい、苦笑いといい、まさに名人芸でしたね。それをカットすることなく放送したNHKもすごい。報道系の番組じゃないから放送できたんでしょうけどね」(前出・放送記者)テレビ誌ライターによれば、元落語家のタレント、伊集院光(50)がNHKの番組内で、芸能人の不倫問題を叩く世論に疑問を投げかけたことがあったという。「2月に放送された『100分de名著』の中で伊集院は、“不倫疑惑を怒る人は、自分がしたくてもルールでしちゃいけないことなんだと抑え込んできたもののカウンターがあの怒りに通じていると感じた。自分の正義や理屈を一回、疑うことを学んだ”と自分に置き換えて”集団バッシング“をチクリと皮肉ったんです」さらにこんな出来事も。「ドライブレコーダーを特集したNHKの番組に出演したタレントの川崎希(30)が、司会者のアナウンサーに、どうしてドラレコを取り付けたのかと聞かれたとき、夫(モデルのアレクサンダー=35)の浮気の現場を撮影するため、と答えて、相手を困らせていたことがありました」四角四面でないNHKは、なかなかやるものだ。<取材・文/薮入うらら>
2018年03月15日「林家九蔵」の襲名に待ったをかけたという、林家正蔵と母親の海老名香葉子さん三遊亭好楽の弟子である三遊亭好の助が、5月の真打昇進と同時に好楽の前名『林家九蔵』を襲名予定だったが、ここに来て急きょ取りやめたことが報じられた。襲名は昨年末に発表していたものの、2月になって林家正蔵が異議を唱えたため、好楽が断念したという。■海老名家からの横やり『スポーツ報知』の取材に正蔵は、《三遊亭に行かれたんだし、その一門で林家はおかしいでしょう》と反対した理由を話している。2月に好楽は台東区“根岸”にある正蔵の実家である海老名家に行き3時間も事情を説明。しかし、正蔵と母である香葉子夫人は、最後まで首を縦に振らなかったという。「正蔵師匠が表に立って発言していますが、実際は海老名家のゴッドマザーである香葉子さんが反対しているわけですよ。現に一門の林家ペーはテレビの取材に対して、“うちはおかみさんっていう存在が一番のキーマンですからね。春日局をなくしてはありえないので”と、彼女の絶対権力ぶりをアピールしていました」(スポーツ紙記者)そんな香葉子夫人の横やりに、落語界の多くはうんざりしているという。ある落語家は「余計なお節介ですよ」と怒気をこめながらこう話す。「好楽師匠は昨年夏ごろから、『林家九蔵』の名付け親である先代・正蔵のご遺族や、現在所属する円楽一門会から襲名の了承を取っていた。それなのに、まったく関係ない海老名家から横やりが入るなんて、本当におかしいですよ」ちなみに、先代の正蔵のことを、落語家やファンは住んでいた場所を指して“稲荷町”の師匠と呼ぶ。彼は一代限りを条件に“根岸”に住む海老名家から『正蔵』の名前を借りただけなので、“根岸”の一門と師弟関係があるわけではない。「ですので、“稲荷町”のご遺族やその一門が襲名を認めているのですから、問題はないんですよ。好楽師匠の兄弟子だった林家木久扇師匠だって、OKと言っていた。しかも、『林家九蔵』って“9人目の弟子だから”という意味で好楽師匠が“稲荷町”の師匠からもらった名前。歴史ある名跡ならともかく、好楽師匠が持っている名前ですよ。こんな筋違いな言い分が通ったら、これからは林家の襲名は全部、海老名家の了承を得なくてはならなくなりますよ。そんなバカげた話はないでしょ」(同・落語家のひとり)■林家正蔵に直撃もちろん、海老名家の言い分が正しいという落語関係者もいる。そこで週刊女性は、まずスポーツ紙に襲名反対を明かした正蔵に、自宅から出てきたところを直撃取材した。─すみません、『林家九蔵』の襲名反対についてお聞きしたいのですが?「今回のことは僕もコメントすることはありません。好楽師匠のほうに行っていただければ……。ハイ……」記者の質問に早口で答え、どことなくソワソワしている。─どうしてこのようなギリギリの段階で襲名に待ったをかけられたのでしょうか?「ギリギリじゃないです。もうその件は、あの、好楽師匠のほうに……」─香葉子さんが襲名を反対されたからという話もありますが?「わからないです。この件は好楽師匠にお願いします。襲名の件も……ね。おめでたいことですから。すみません、失礼します」そう言うと、息を切らしながら足早に去っていった。「好楽師匠へ」を連発した正蔵。落ち着きのなさを見ても、彼が率先して反対したとは思えないのだが……。「今回の件を見ていたら、12年前のあのパワハラ事件を思い出しましたよ」そう語るのは、長年、落語界を取材してきた演芸記者だ。「実は一門の林家たい平が’06年5月に正式に『笑点』(日本テレビ系)のレギュラーメンバーに昇格するとき香葉子さんから、“息子のいっ平(現・三平)に笑点の席を渡しなさい!!”と辞退することをすすめたんです。それまで、たい平は’04年12月に病気になった師匠の林家こん平の代打だったんですが、正式に昇格が決まったとたん、おかみさんがきつく当たるようになった。それだけではなく、テレビ局にも彼を降ろすよう横やりを入れたそうです」(同・演芸記者)■香葉子さんの妨害は日常茶飯事そんな苦しい状況でも、たい平は出演し続けた。そんな彼を番組スタッフだけでなく、三遊亭円楽や桂歌丸などの笑点メンバーが、精神的にサポートしたという。それが、香葉子夫人にはよけいに気に入らなかったようで、パワハラはさらにエスカレートしたというのだが……。そのときの状況は、娘の泰葉もよく知っているようで、「(香葉子夫人のパワハラを)知ってますよ。たい平くんは大変でしたよ。私、そのときの話をすると泣いちゃうからやめてください。あの人、本当によく頑張ったわ……」と思わず涙を見せる。今では借金問題や元マネージャーへの脅迫など、お騒がせタレントとして有名な泰葉だが、’06年当時は春風亭小朝の妻であり、根岸の実家にも頻繁に出入りしていた。落語界の裏側も見てきた彼女だけに、貴重な証言に耳を傾けたい。「(香葉子さんのたい平へのパワハラは)落語界では公然の秘密。みんなご存じですよ。あのとき、一番いじめたのは香葉子さんですよ。たい平くんが泣いているのをよく見ましたよ。本当によく頑張った……(涙)。みなさん黙っていますけど、こんな妨害は日常茶飯事で、(香葉子夫人の)被害にあった人はたくさんいますよ。彼女は性格的にすごく売れたりする人を非常に嫉妬するんです。要するに、たい平くんは才能があるし、自分の息子たちより人気があったのが嫌だったんですよ」そこで、襲名騒動とたい平へのパワハラの件を聞こうと、自宅からお手伝いさんと思われる女性の運転する車に乗って出てきた香葉子夫人を直撃したが、無言のまま。表情をうかがい知ることはできなかった。代わりに彼女の事務所にこれらの件を質問すると、「コメントすることはございません」レスリングの伊調馨をはじめ、パワハラ問題が表面化している昨今。落語界にとって“おあとがよろしい”日ははたして来るのだろうか。
2018年03月12日左から、海老名香葉子さん、林家三平、林家正蔵、泰葉国民的演芸番組『笑点』(日テレ系・毎週日曜17時半)メンバーの三遊亭好楽の弟子、三遊亭好の助の襲名をめぐり騒動が勃発した。今月3日、スポーツ報知の芸能面のトップ。見出しは《正蔵が異議好楽弟子の「九蔵」襲名白紙》だ。好の助は、今年5月に真打ちに昇進する。4月には都内のホテルで披露パーティーも行う予定。2か月を切った段階での白紙は、「当事者は、後ろ幕や扇子や手ぬぐいなどすべてを作り直さないといけない。若手の落語家にとっては、精神的痛手と同時に経済的痛手もある」と演芸関係者が同情する。簡単に背景を説明する。三遊亭好楽は、八代目・林家正蔵に入門し、林家九蔵を名乗っていた。「好楽師匠にとって愛着のある名前で、おかみさんは今も師匠のことを『きゅうちゃん』と呼ぶほど。そのおかみさんが『誰かについでもらえば』と言っても、決して首を縦に振らなかった。それがやっと弟子に渡そうと思った矢先に、ミソが付いてしまった」(演芸評論家)八代目の死後、九蔵は三遊亭円楽の門下に移り「三遊亭好楽」に改名。円楽が、落語協会を飛び出した際には、行動を共にした。落語協会から出て行ったことを九代目・林家正蔵は問題視し、三遊亭が林家名跡を襲名することについて「落語界で悪しき前例を作るのはよくないとは申し伝えました」とスポーツ報知の取材にこたえている。「正蔵は2つの大きなミスをしましたね」と、前出の演芸関係者はバッサリだ。「ひとつは、自分ではなく母親の海老名香葉子さんに、(好楽さんに)『ダメだ』と迫らせたこと。もうひとつは、正蔵の近視眼的発想。50年後100年後にはまた一緒になるかもしれない。悪しき前例でなく、いいきっかけになるかもしれないのに、その可能性をつぶした。目先のきく人間であれば、『今回は前例にならないために、名前を使うのは一代限りにしてください、襲名の準備も整っているでしょうから、特例として認めましょう』とでも言っていれば株があがった。残念です」さて、この騒動に介入しているのが、海老名家のお騒がせ次女の泰葉だ。ブログで発言を始めたが、「これが正鵠(せいこく)を射ている。実にまともなんです。海老名家が間違っていると論破しているんです」(前出・演芸評論家)泰葉は「みなさま間違えています」と呼びかけ、海老名香葉子さんが落語界でなんの立場もない、にもかかわらず好楽師匠を呼びつけ3時間も対応し襲名させないと通告したが、そんな権利はない!ねじれた行為です、と断罪したのだ。「痛快ですね。今回の林家のやり口に、なんでも海老名家に報告しなきゃいけないんだろうねと皮肉る落語家も多いですよ。海老名家も正蔵も、間違いなく評判を下げましたね」(前出・演芸評論家)9日には、東京・上野では海老名香葉子さんが発案した「時忘れじの集い」が開催され、正蔵も出席する予定。例年とは違った形で、メディアの注目を集めそうだ。<取材・文/薮入うらら>
2018年03月08日タレントの松村邦洋(50)が13日、ライザップ新CM発表会見に登場。30.6kgのダイエットに成功したというスリムな姿を披露した。 ライザップといえば「結果にコミットする」のキャッチコピーで香取慎吾(40)や岡村隆史(47)、森永卓郎(60)など、数々の芸能人を肉体改造成功へと導いてきた。 かつては体重110.6kgとおデブ体型がトレードマークだった松村も、約8か月の食事指導とトレーニングで80kgにまで減量成功。そのビフォーアフターのあまりの落差から、Yahoo最新急上昇ワードでは1位に。Twitterでもトレンド入りするなど、ネット上で衝撃が走った。 「誰かと思った!」「まるで別人!」などの驚きはもちろんだろうが、それ以上に「あの人に似ている」という声が相次いでいる。中でも多いのは、「春風亭小朝みたい」「林家正蔵と見分けがつかない……」といった、落語家に似ているという声だ。 さらには「高橋克実にそっくり」「顔までビートたけしに似てきたんじゃ」といった声や、会見で黒の丸縁メガネをかけていたせいか「既視感あるなと思ったらワクワクさんだった」「山田五郎?」「角野卓造に見える……」などなど、“誰に似ているか論争”が盛り上がりを見せている。 さて、あなたは誰に見えるだろうか。 会見では津川雅彦(77)、西田敏行(69)、ビートたけし(70)らの物まねを披露し「声がこもらなくなり、聞こえやすくなった」と満足げな表情を見せた松村。痩せたルックスで、今後は新たな物まねが開拓されるかもしれない。
2017年09月15日6月26日、泰葉(56)が自身のブログで海老名家との絶縁を報告した。泰葉は4月24日にもブログで、07年に離婚した春風亭小朝(62)から虐待を受けていたと告発。6月2日にも会見を開き、小朝や和田アキ子(67)への提訴を公表するなど世間を騒がせてきてた。 今回、彼女はさらにヒートアップ。ツイッターでも血のつながった家族を“攻撃”し始めた。15年にはうつ状態だったにもかかわらず、母・海老名香葉子(83)から3時間土下座させられ見せしめにされたと主張。さらには甥の林家たま平(23)にSEXを強要されるも拒否したと告白。たま平は当時未成年だったにもかかわらず飲酒喫煙を行っており、そのことを弟の林家正蔵(54)も黙認していたとつぶやいている。 そして今年6月22日に実家のねぎし事務所へ連絡したところ、事務員から「弁護士を通して」と言われたとも主張。そのため今回、独立を決意したというのだ。彼女の言っていることは事実なのか。本誌は海老名家へと向かった。 6月下旬の朝、自宅のねぎし三平堂から出てきたのは林家正蔵。訪問先への手みやげだろうか、手にはメロンを持っている。だがその表情はこの日の曇り空同様、どこか晴れない。記者が声をかけると、「ああ、はい」と“絶縁騒動”を聞きに来たと察したようだった。 「なんだか、みなさんにもご迷惑をかけてしまって。どうもすみません」 ――泰葉さんは実家に電話したら「弁護士を通せ」といわれたと主張しています。ご家族から泰葉さんに裁判を起こすつもりですか? 「いえいえ、あちらが勝手に言っていることで。詳しいことは聞いていませんが、そういう考えはありません」 姉のことを「あちら」と呼ぶ正蔵。息子・たま平に対する泰葉の主張にはこう全否定する。 「飲酒喫煙を黙認なんかしないですよ。そんなことしていたら張り倒しますから。(SEX強要も)ないですよ、一緒にいますから。今まで小朝さんのことを言っていたのに、(矛先が)ウチにきちゃって……。もうわかんないです」 そんな状況にもっとも憔悴しているのは他ならぬ母・香葉子さんのようだ。土下座を強要されたという泰葉の主張についてもこう続ける。 「全然そんなことないですよ。(母は)なんとかやっておりますが、高齢なので……。だからみんな困っているんです。どうかお察しください」 深々と頭を下げると、稽古場へと向かっていった――。 「昨日の夕方ごろ、車で帰ってきた香葉子さんをお見かけました。足取りもおぼつかない様子で、お付きの人に手を引かれて家に入っていかれました。あまりにも弱々しい姿で、心配になりました。泰葉さんの件で心労が絶えないのでしょう」(近所の主婦)
2017年07月05日