くらし情報『オスカーにカンヌ…世界の映画界を席巻!3人のカナダ人監督に注目』

2016年12月10日 15:00

オスカーにカンヌ…世界の映画界を席巻!3人のカナダ人監督に注目

近年のこの3作品など、苦難や喪失と向き合いながら人生を切り拓いていく作品を数多く発表してきたマルク・ヴァレ監督。監督は、今回のジェイク主演の本作について、「この映画の脚本で描かれている、人生を再び歩み始めるための、そして光を見付けるための勇気がいる旅路が美しかった。この作品は苦悩について掘り下げようとしているように見えるけど。人生や愛を称賛しているんだ。だから惹かれたんだ」と、込めた思いを語っている。

2:グザヴィエ・ドラン監督カンヌの申し子!『たかが世界の終り』(2017年2月11日~公開)

若手作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)は自分がもうすぐ死ぬことを知らせるため、長らく疎遠にしていた母や兄夫婦、妹が暮らす故郷へ帰ってくる。しかし、家族と他愛のない会話を交わすうちに、告白するタイミングを失ってしまい…。劇作家ジャン=リュック・ラガルスの舞台劇「まさに世界の終わり」を原作に、自分の死期が近いことを伝えるため12年ぶりに帰郷した若手作家の苦悩と家族の葛藤や愛を描き、第69回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた。
グザヴィエ・ドランもまたモントリオール出身。6歳のころから子役として映画やTVドラマに出演していたが、19歳で完成させた監督デビュー作『マイ・マザー』が、第62回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されるなど世界に衝撃を与え、その後も話題作を次々に発表。

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