2017年2月22日 08:00
ケイト・ウィンスレット、『素晴らしきかな、人生』は深い悲しみを経験した人に捧ぐ
しかし心の中では、40歳を目前にして自分の子を産みたいと思い、“時間”と闘っている。そして実は、ホイットもサイモンも、それぞれに悩みを抱えていた。「クリスマスは多くの人にとってエモーショナルな季節。もがき苦しむ人の奥底にある気持ちを理解するために“クリスマス“という季節は重要だったの」と、ケイトは明かしている。
また、注目すべきは、そんな誰しもが人生のどこかで経験してきた悲しみや苦しみを描いた本作について、ケイトが語る言葉。「そのような経験を経てきている人は、それは決して消え失せるものではないということを知っている。むしろその悲しみといかに共存していくかを学んでいく。映画はこのことを繊細に描いている。
感情を揺さぶる映画ではあるけれど、取り乱すのではなく、温かい気持ちになれる」とケイトは言う。
悲しみを乗り越えてきた人たち、あるいは、いまなお悲しみの中にいる人たちの気持ちに、そっと寄り添うケイト。本作が観る者を優しく包み込み、人生を輝かせてくれる“贈り物”のようなヒントにあふれていることを語っている。
『素晴らしきかな、人生』は2月25日(土)より全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)