くらし情報『【特別映像】モアナの物語はこうして生まれた…「海の存在を忘れてはならない」』

2017年3月25日 15:00

【特別映像】モアナの物語はこうして生まれた…「海の存在を忘れてはならない」

なぜ、1,000年間も航海が停止されたのか、その後、なぜ航海が再開されたのか。その理由を掘り下げて作られたのが本作なのだ。

ディズニー・アニメーションは大概、1本の作品が最低でも4~5年かけて作られている。それは本作も例外ではなく、製作陣はポリネシア文化について“徹底的なリサーチ”に時間をかけた。南太平洋諸島に伝わるポリネシア文化を描くにあたり、ロン監督は「実際に訪れることが重要だと思った」そうで、タヒチやモーレア、サモア、フィジーなど各島々を訪れている。

ジョン&ロン監督らはまず、現地で地元の長老や村長と多くの時間を過ごし、建築学や文化人類学、歴史、音楽、舞踏、彫刻など、さまざまな専門家に会い、話を聞いたという。ジョン監督は「フィジーでは考古学者の案内で航海に使う船を見せてもらいました。さらに地元の航海士に実際の船に乗せてもらいました」と体験談を語る。
とくに航海士のジウジウア・“エンジェル”・ベラからは、“人と海との関係性”について多大なインスピレーションを受けたそうだ。エンジェルは、「我々の尊重する自然は海から始まっている。海が大地に命を与える。海の存在を忘れてはならない」と、海そのものが生きている大切な存在だと教えてくれた。

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