【特別映像】“芸者ロボ”はこうしてできた!監督の衣装へのこだわりに注目
と語っていることからも、監督のビジョンを形にしようとチーム一丸となって本作に取り組んだ様子もうかがえる。
特にスタッフ陣が注力したのが、福島リラが演じた芸者ロボットの衣装だ。「伝統的、そして非伝統的な要素を混在させた。特に“帯”はとても伝統的だ。帯は従来の手法で作ったが、デザインは独自のものだ。電気回路のような模様で顔にも同じものがある」と、カートとバートは日本文化を基礎に新たなアイデアを加えたことを明かす。続けて「芸者(ロボット)のマスクはシリコンも考えたが、髪の毛も含めて硬質のものになった。美しい仕上がりだ」とも語っており、より妖艶さと不気味さが見事にマッチした芸者ロボットとなった。
これには監督も「恐ろしいキャラクターだ」とその出来に自信たっぷり。加えて「芸者が着ける固いマスクの髪の部分には、ファンがあって、風がおくられる」と演者のための工夫も凝らしたことも明かし、映像内では、芸者ロボットを演じた福島さんがマスクと衣装を身に纏い、実際に演じている場面も確認できる。さらに、少佐の代名詞ともいえる、姿を消すことができるスーツ“光学迷彩”は、5度のアカデミー賞受賞経験を持つ特殊効果担当のサー・リチャード・テイラーのチームの協力のもと製作。