【インタビュー】ニコール・キッドマン「無条件に愛を捧げる」 母として思い込めた役
そしたら、ニコールが偶然にも脚本を読んで僕と話したがっていると聞いて驚いたんだ!」とふり返っている。
ニコールもまた、「ガースのことは知っていたの。『トップ・オブ・ザ・レイク ~消えた少女~』のいくつかのエピソードを監督していたし、私の親しい友人でもある(同ドラマの製作総指揮)ジェーン・カンピオンが彼の才能をほめたたえていたから」と語る。その「トップ・オブ・ザ・レイク ~消えた少女~」といえば、『ピアノ・レッスン』で知られるカンピオン監督と、本作と同じ『英国王のスピーチ』の製作チームが手がけたミステリードラマで、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞を席巻した傑作。ちなみにニコール自身も、シドニーを舞台にした今年スタートのシーズン2に参加している。
ニコールは、本作『LION/ライオン』について「まず、台本の力強さに惹かれたわ。そして、タスマニアで撮影するというアイディアにも大賛成だった」と語り、デイヴィス監督をはじめとするスタッフに絶大な信頼を寄せていたこと、そしてオーストラリア・タスマニアでの撮影に心惹かれたことを明かす。彼女が演じたスーは、インド東部の大都市コルカタ(かつてのカルカッタ)