【インタビュー】ニコール・キッドマン「無条件に愛を捧げる」 母として思い込めた役
「自然を受け入れて、楽しむこと、それが大切なの。どの役も“自分が演じるべき役”だと思って取り組むから、自ずと結果もそうなる。私は常にそう思って、この長い俳優人生でいくつもの役を演じてきたわ」とニコールは語る。
さらに本作では、“子どもたち”もすばらしい演技で彼女に応えている。「いままで何度も子役たちと共演してきているけど、サニー・パワールは英語をいっさい話せなかったの。そこが違っていた。でも、心を開いてもらうためのトリックなんて、ないわね。信頼を寄せてもらえるように努力するだけよ。
それに、これは楽しいな、と感じてもらえるようにすることね」と話し、すっかり人気者となったサニーくんとの共演をふり返った。
また、成長した青年サルー役のデヴ・パテルには、「この映画ですごく変わったわ。いっぱい食べて体重を増やして、オーストラリア人っぽくなった(笑)」と太鼓判。「この間、ある人が、デヴのアクセントはすごく上手だって言ってたわ。実を言うと私も、彼の発音が上手すぎて、オーストラリア人ではないって気づかなかったのよ。オーストラリア人である私が聞いても、自然なの。デヴは役作りに多大な時間を費やしてた。彼の演技はすごく深みがあるけど、シンプルなのが分かると思うわ」