くらし情報『【特別映像】エマ・トンプソン「真実を描いている」ナチスにペンで対抗した夫婦に共鳴』

2017年7月3日 19:00

【特別映像】エマ・トンプソン「真実を描いている」ナチスにペンで対抗した夫婦に共鳴

息子を戦争で亡くした母親アンナを熱演したのは、『ハワーズ・エンド』(’92)でアカデミー賞主演女優賞、『いつか晴れた日に』(’95)ではアカデミー賞脚色賞受賞と2度のオスカーに輝き、『ハリー・ポッター』シリーズのトレローニー教授や『美女と野獣』のポット夫人役でも知られるエマ・トンプソン。

イギリスの名門ケンブリッジ大学で学んだ知性派の彼女は、最愛の息子を失ったことで戦争に疑問を抱く労働者階級の母親を演じた本作について、市民が互いに監視しあい、行動を密告することが推奨され、普通の人間として振る舞うことが難しかった時代に、夫婦が純粋に行動した姿に感動したと熱く語る。「私は高等教育を受けることができ、知識を得ることで自信を持つことができたが、恵まれない境遇で狭い世界で生きてきたアンナが生きる目的をみつけ、自発的になっていくことが素晴らしい」と、アンナの思いにも寄り添った。さらに、「(夫役の)ブレンダン・グリーソンとの関係構築を主導してくれた」のはヴァンサン・ペレーズ監督だったそうで、「夫婦の物語の真実を描いている」と絶賛を贈っている。また、オットーを演じたのは、同じく『ハリー・ポッター』シリーズのマッドアイ・ムーディ役として世界中の子どもたちの人気者でもあり、最近では『未来を花束にして』でキャリー・マリガン演じる主人公モードと密接に関わる警部役が印象深い名優ブレンダン・グリーソン。

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