くらし情報『【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」』

2017年8月9日 10:00

【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」

本作でも、極力CGは使わない徹底した“本物”志向を貫き、切羽詰まったダンケルクの地へと観客を連れていく。実際に、この奇跡的な救出作戦が行われたのと同じ時期に、ダンケルクの砂浜に当時と同じように防波堤をつくり、爆破を起こし、5月下旬といっても冷たく荒れた海に船を用意し、戦闘機をその上空に飛ばした。そして、若き兵士たちをこの場所に集結させた。

『ダンケルク』(C)2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
そのうちの1人、主人公のトミー役を演じたのが、本作が映画デビューとなる新星フィオン・ホワイトヘッドだ。ほんの1年半前まで皿洗いのバイトをしながらオーディションに通っていたというこの若者が、ダンケルクへの案内人に大抜擢された。そして、トミーと同様、ダンケルクから命からがらの脱出に挑む兵士アレックスを演じたのは、元「ワン・ダイレクション」のメンバー、ハリー・スタイルズ。監督も後からその人気ぶりに驚くほど“世界で最も有名な新人俳優”のハリーもまた、オーディションでこの役をゲットした。

「この物語で心を打つのは、若い青年たちが当時、本当に、この壮絶な悲運と向き合ったという事実なんです」と監督は言う。
「映画でも本物の18歳、19歳を出演させたかった。そのためオープン・キャスティングを開き、本物の“未熟さ”をもつ新しい俳優を配役することにしました。

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