くらし情報『【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」』

2017年8月9日 10:00

【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」

監督にとって、“時間”という大きな概念は、以前から関心の対象だったそうで、タイムリミットとの戦いや異なる時系列のトリックは、『メメント』をはじめ『インセプション』『インターステラー』など過去作でも描かれてきた。本作の予告編でも、「カチカチ」と時計の針が時を刻む音が特に印象的だ。

「同じ時間でも、とらえる意識によって体感できる長さ、短さがさまざまであるということは、本作でも描いています。人が感覚として認識する時間の柔軟性、多様性を説得するのに、実は映画はとても有効なんですよ」。例えば本作では、「海岸で待機する兵士たちは、この出来事を1週間という時間を通して経験します。一方で、船でやってくる人々にとっては1日、空中で戦闘するパイロットたちにとってはたったの1時間。時間は、激しく攻撃されているときはまるで一瞬のように感じられ、ひたすら助けを待つ兵士たちにとっては不動のように感じられる。本作では、複数のストーリーが1つの映画の中で、それぞれの時間軸上で進行するように描いているんです」。


ノーラン監督はさらに続けて、「(陸海空)3つのタイムラインで、それぞれ異なる視点で対比させながら見せる、というこの映画の構成は、実際に起こった史実を私自身リサーチをして、インスピレーションを得たんです」

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