くらし情報『【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」』

2017年8月9日 10:00

【インタビュー】“リアル”の追求者C・ノーランが初めて挑む実話…「やりがいのある挑戦だった」

“ハリウッド流”のように、35歳の俳優を18歳の役に配役したくなかったんです」と話す監督は、オーディションで若き兵士たちを募集しながら、演劇学校にも赴き、そこで学ぶ新人俳優たちとも会ったという。

「若い俳優たちの中には演技経験が少ない人もいましたが、身体的に厳しい環境に身を置くことで、演技という束縛から解放され、リアルに振る舞う様子が撮影できたと思います。(彼らの演技は)素晴らしいものでしたよ、撮影は身体的にも厳しいものでしたから」と、彼ら渾身の演技に称賛を贈った。

『ダンケルク』(C)2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
「でも、本当に重要だったのは、新鮮な顔ぶれのアンサンブルキャストをまとめることでした」とノーラン監督。本作には、ノーラン作品常連組といえるトム・ハーディやキリアン・マーフィに加え、ケネス・ブラナー、マーク・ライランスといった初参戦のベテランキャストも顔を揃えている。陸上(砂浜)には、ホワイトヘッド演じる若き陸軍兵士トミーたち、海上には、ライランス演じる民間人のミスター・ドーソン、空には、ハーディ演じる戦闘機パイロットのファリアという陸海空、3者の視点で描かれることが本作の特徴だ。

しかも3者の視点は、地上で待つ兵士たちにとっての1週間、ドーバー海峡を渡る民間船にとっての1日、空中戦を繰り広げるパイロットにとっての1時間という異なる時間軸でそれぞれが描かれ、巧みに交錯していく。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.